PALKIDS AND EIKEN

身につけた英語力を、
英検で使える形にする。

幼児・児童期から英語を聞いてきた子どもたちは、すでにたくさんの英語の知識を持っています。聞けば意味が分かる。場面を見れば何を言っているのか分かる。短い文なら、そのまま理解できるような様々なレベルの子がいます。

英検へ進むときに必要になるのは、耳から身につけた英語を文字へつなげ、知っている語の意味を整理し、文の仕組みを捉え、文章を読み、自分の考えを表現できる形へ整えていくことです。

パルキッズでは、5級へ進む段階で、まず音声で知っている英語を文字へつなげます。4級へ進む段階では内容語を整理します。3級へ進む段階では機能語にも注意を向け、語と語の関係や文構造を捉える力を整えます。準2級以降では、速く正確に読みながら内容を理解し、自分の考えを整理して書く力へ広げていきます。さらに級が上がれば、要約したり、複数の視点から考えたり、筋道を立てて説明する力も必要になります。

英検ロードマップ 聞く→読む→考える→書く 現在地を確認する指標
1
聞いて分かる英語を土台にする

音声から直接意味を理解する力を保ったまま、そこへ文字を加えていきます。

2
級ごとに必要な力を順番に整理する

読む、語の意味を整理する、文を理解する、考える、書くという順に、すでに持っている英語を使える形へ整えます。

3
英検を英語力の現在地として使う

合格だけを目的にせず、今どこまでできるのか、次に何を整えればよいのかを確認する指標として使います。

英検対策は、すでに持っている英語力を整理するところから始まる

家庭で大量の英語を聞いてきた子どもは、英検を始める時点で、すでに英語を聞いてある程度正確に理解できる能力を持っています。英語の音を聞き、その連続した音を、勉強対象の英語ではなく、実際に使えることばとして捉え、場面や状況と結びつけながら意味を理解してきました。

英検へ進むときに必要になるのは、その英語を試験で扱える形に整理することです。流れは、聞く → 読む → 語の意味を整理する → 文を理解する → 考える → 書く・話すとなります。

英検5級から4級、3級、準2級へ進んでも、基本となる方向は変わりません。級が上がるたびに別の英語の知識を一から覚えるのではなく、すでに身につけている英語の中から、その段階で必要になる力を順番に引き出していきます。

英検対策を、英語を勉強する時間ではなく、身につけてきた英語を整理し、使える範囲を広げる時間として考えます。

関連リンク

最初に育てるのは「聞いて分かる英語」

子どもの英語は、まず音声から育ちます。耳から入ってきた英語を聞き、その中からことばを切り出し、実際の場面や出来事と結びつけながら意味を捉えていきます。

そこで作られるのが、意味 ⇄ 音声という結びつきです。英語を聞くたびに日本語へ置き換えるのではなく、英語を聞いたところから、そのまま意味やイメージへつながる状態です。

文字を学ぶ段階では、この結びつきへ文字を加えます。意味 ⇄ 音声 ⇄ 文字という形です。すでに耳から知っていることばに綴りが加われば、耳からのみでなく、目からも英語の情報を得ることが出来るようになります。

単語すべてに日本語訳を付け直したり、英文を日本語へ置き換えてから理解させようとしてはいけません。耳から育てた英語の処理を残したまま、読む力へ広げていきます。

関連リンク

英語力を育て、読めるようになってから英検へ進む

幼児は、耳から知っている英語と、試験で答えられる英語が必ずしも一致しません。聞けば分かる。短い文なら意味も取れる。しかし、まだ文字を十分に読めない。問題文の意味は理解できても、設問の形式に慣れていない。

この段階では、試験を受けさせることより、英語を聞き、読める状態を作ることを優先します。まず英語力を育てる。次に読む力を育てる。そのうえで、その力を英検で確認します。

英検をゴールにすると、「この級に必要な単語を覚えよう」「この文法項目を教えよう」という方向へ進みやすくなります。英語力を先に育てておけば、英検はすでに持っている力を使う場になります。

幼児・児童期には特に、この順序が重要です。英検の級を一段ずつよじ登るのではなく、上の級へも通じるリスニングと理解の土台を先に作っておく。すると、読めるようになると、次々と上級の級をクリアしていくのです。

関連リンク

5級 ― 耳から知っている英語を、文字でも分かるようにする

5級へ向かう最初の課題は「読むこと」です。耳から先に英語を身につけている子どもは、すでに多くの音を知っています。次に必要なのは、その音と文字を結びつけていくことです。

絵本なら、音声、意味、文字が一緒に入ってきます。聞き慣れたことばを目でも見ることで、「この音はこの綴りだったのか」という対応が作られていきます。

さらに、フォニックスで文字と音の基本的な関係を知り、ライミングで音のまとまりを捉え、サイトワーズで頻出する語を素早く認識できるようにします。

しかし、英語の綴りと音の関係は単純な一対一ではありません。フォニックスなどで基本的な規則を知った後には、多くの英語へ触れながら、綴りと音のまとまりをパターンとして捉えられるようにしていきます。この段階で音と綴りの関係を整理する教材として、Spells-to-Soundsを利用できます。

5級へ向けて行うのは、耳から知っている英語を、目から入っても分かる英語へ広げることです。

1

フォニックス

文字と音の基本的な関係を知ります。

2

ライミング

音のまとまりを捉えられるようにします。

3

サイトワーズ

頻出する語を素早く認識できるようにします。

関連リンク

4級 ― 知っている語の意味を整理する

文字をある程度読めるようになったら、次は、読んだ語から意味を取り出せる状態を作ります。ここで中心になるのが、名詞、動詞、形容詞、副詞など、内容語と呼ばれる語の意味を担う語です。

名詞なら、動物、食べ物、学校、家族、家具、乗り物など、意味の近い語をまとまりとして捉えられます。形容詞や副詞なら、big / small、fast / slow のような対比から意味がより明確になります。動詞なら、一つの日本語訳だけで覚えるより、どのことばと一緒に使われるのか、どのような場面で使われるのかという、共起表現やチャンクの中で理解を深めます。

耳から英語を身につけてきた子どもたちは、すでに多くの語を知っています。しかし、まだぼんやりとしたカテゴリー的な理解です。4級では、その知っている語を日本語と一対一に結び直すのではなく、英語の中で意味を整理し、読んだときにも必要な意味を取り出せる状態へ整えていきます。

1

名詞

動物、食べ物、学校、家族、家具、乗り物など、意味の近い語をまとまりとして捉えます。

2

形容詞・副詞

big / small、fast / slow のような対比から意味がより明確になります。

3

動詞

日本語訳だけでなく、共起表現やチャンクの中で理解を深めます。

関連リンク

3級 ― 機能語を手がかりに、文の仕組みを理解する

名詞や動詞が分かれば、文のおおまかな内容は捉えられます。そこから英文をより正確に理解するために重要になるのが、限定詞、前置詞、代名詞、助動詞、疑問詞、接続詞などの機能語です。

機能語は、語と語の関係を作ります。誰について話しているのか。どこにあるのか。できるのか。しなければならないのか。理由なのか。条件なのか。二つの内容がどのようにつながっているのか。こうした関係が見えてくると、英文を単語の並びとして見るのではなく、一つの構造として理解できるようになります。

子どもは、これらの語もすでに多くの英語の経験の中で聞き知っています。そこで、一から文法体系を暗記させるより、耳と文脈を通して身につけてきた感覚を、文字を通して整理します。知っている英文の中で機能語がどのような働きをしているのかが分かると、文の仕組みが少しずつ見えてきます。

内容語と機能語を英語の中で整理する段階では、英検SKILLSオンラインレッスンも利用できます。

関連リンク

準2級 ― 「文字を読める」から「読んで分かる」へ

準2級以降では、文章を読む力が大きな意味を持つようになります。

英単語の綴りを一つずつ音に変え、それだけでワーキングメモリを使い切っている状態では、文章全体の意味を追い続けることができません。そこで必要になるのが、文字を見たときに英語の音が素早く立ち上がる状態です。文字を見る → 英語の音が立ち上がる → 意味が分かる

読み始めはワーキングメモリの多くを文字の解読に使ってしまいます。しかし、読みが自動化し、ワーキングメモリへの負担が小さくなると、文章の内容を理解する方へ認知資源を割けるようになります。そのための取り組みが素読です。英文を一文ずつ日本語へ訳して止まりながら読むのではなく、英語の語順のまま一定の速度で読み続けます。このトレーニングには7-day Englishが適しています。

「文字を音にできる」と「文章を読んで分かる」は同じではありません。準2級以降では、この間をつなぐ、速度を持った読みの力が重要になります。

関連リンク

ライティング ― 英文を書く前に「何を書くか」を作る

作文では、英語の前に中身が必要です。「好きな季節は何ですか」と聞かれたとします。ポツリと、Summer. で答えを終えるのではなく、「なぜ夏が好きなのか」を考えます。泳げるから。長い休みがあるから。本をたくさん読めるからなど、一つの意見に対して、理由をいくつか取り出します。

いきなり英作文をしてもうまくいきません。まず、自分はどう考えるのか。なぜそう考えるのか。どんな理由があるのか。これらの中身を整理してから、すでに持っている英語を使って表現します。

また、日本語で作文し、それを英文へ置き換えるのではなく、英語の問いを理解し、考えを整理し、そのまま英語で表現する方向へ進めます。これは、作文だけでなく、同時に面接の対策にもなります。

作文、リスニング、面接など、実際の問題形式へ英語力を合わせる段階では、英検オンラインレッスンを利用できます。

例:「好きな季節は夏」 ― 理由をいくつか取り出す

泳げるから。長い休みがあるから。本をたくさん読めるから。

関連リンク

2級以上 ― 英語の問題から「考える問題」へ進む

級が上がるほど、求められるものは広がります。英文を読める。語の意味が分かる。文の構造が分かる。その先では、読んだ内容について自分の立場を決め、その理由を示し、筋道を立てて説明する必要があります。

ライティングなら、意見 → 理由 → 理由を支える説明という構造を作ります。要約なら、文章に書かれているすべてを残すのではなく、中心となる情報を選び、短く組み直します。

さらにテーマが複雑になれば、利点と欠点、原因と結果、賛成と反対、条件が変わった場合など、一つの問題を複数の方向から見ることも必要になります。

ここまで来ると、必要とされるのは英語を使って何を理解し、何を考え、どのような順序で伝えるのかとなります。級が上がるほど、英語力の上に思考する力が重なっていきます。

関連リンク

英検は、英語力の現在地と次の課題を見つけるために使う

英語力には、つながりがあります。聞いて理解する。文字でも読める。語の意味を理解する。文の関係を捉える。文章全体を理解する。自分の考えを整理する。それを英語で書き、話す。

英検は、この途中にいくつかの目印を置くことができます。5級へ進むときには読む力を見る。4級では語の意味を整理する。3級では機能語を手がかりに文を理解する。準2級では長い文章を読み、考えを作文にする。その先では、要約したり、複数の視点から考えたり、筋道を立てて論じたりする。

級が上がるたびに、新しいことを覚えるのではなく、前の段階までに引き出してきた力を土台に、次に必要な力を加えていきます。このように、英検を、既におうち英語で身につけた力を引き出す場と考えると、幼児・児童期からのおうち英語における英検の価値がよりはっきりとします。

今、この子はどこまでできるのか。
次に何を整えればよいのか。

その現在地を確認しながら、聞く → 読む → 理解する → 考える → 表現するという英語力全体の成長を見ていくことができます。

関連リンク

よくある質問

英検対策はいつから始めればよいですか?

まず十分な英語を聞き、耳から英語を理解する力を育てます。その後、文字を読む力を身につけ、英文をある程度滑らかに読める状態になってから英検へ進みます。英語力を先に育て、その力を試験形式へ合わせる順序です。

何級から受ければよいですか?

基本は5級から始めます。耳から知っている英語を文字でも認識できる状態を作り、「聞いて分かる英語」を「読んでも分かる英語」へつなげます。

単語は日本語訳で覚えた方がよいですか?

英語と日本語を一対一で暗記することを中心にはしません。名詞なら意味のまとまり、形容詞なら対比、動詞なら共起表現やチャンクなど、英語の中にある関係を使って意味を整理します。

3級では文法を教える必要がありますか?

文法用語そのものより、限定詞、前置詞、代名詞、助動詞、疑問詞、接続詞などが文の中でどのような働きをしているのかを捉えます。機能語が分かると、語と語の関係や文の仕組みが見えやすくなります。

準2級では何が重要になりますか?

文章を読んで理解する力です。文字を一語ずつ苦労して解読する状態から、文字を見れば英語の音が素早く立ち上がり、そのまま意味を追える状態へ進めます。

ライティングはどう練習しますか?

最初に自分の意見と理由を整理します。「何を書くか」が決まってから、すでに持っている英語を使って表現します。日本語作文を完成させてから英訳する方法ではなく、英語の問いを理解し、考え、英語で答える方向へ進めます。

上位級になると何が変わりますか?

読む、語の意味を理解する、文を理解する力に加えて、意見を決める、理由を整理する、要約する、複数の視点から考える、筋道を立てて説明するといった力が必要になります。

英検はどこまで取ればよいのでしょうか?

級そのものを最終目的にするより、その級へ進む過程で何ができるようになったかを見ます。英検を現在地の確認に使いながら、読む、理解する、考える、表現する力を順番に育てていきます。

資料請求 7日間体験レッスン付き
ポッドキャスト「英語子育て大百科」配信中 10月15日までイマージョンキャンペーン開催中