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2015年01月号パルキッズ塾

Vol.21 | 「楽しい」はキケン?!

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1501/
小豆澤宏次『「楽しい」はキケン?!』(株式会社 児童英語研究所、2015年)


特集イメージ1 パルキッズのオンラインレッスンがスタートしてから8カ月が経とうとしています。パルキッズに取り組み中のお子さまはもちろん、パルキッズが修了したお子さまも、大きな成果を感じていただけているようです。
 これまで以上に掲示板やメールで成果のご報告をいただいていることもそうですが、特筆すべきは取り組みを中断しているお子さまが非常に少ないということです。これまで6割ほどの継続率だったパルキッズ。一般的な家庭用学習教材の継続率が36%と言われる中、これまでも十分に高い数字だったのですが、オンラインレッスンが始まって以降、この継続率が8割へと約2割も上がっているのです。ここから分かるのは、パルキッズのオンラインレッスンは非常に子どもたちと相性が良いということです。それだけにレッスンをさせるお母さまの負担も少なく、端末の電源を入れて環境を準備してあげるだけで子どもたちが能動的に取り組んでくれる流れができているのでしょう


| パルキッズのオンラインレッスンはかわいくない?

特集イメージ2 これだけ子どもたちが能動的に取り組んでくれるオンラインレッスンですが、かわいらしいキャラクターがたくさん登場し、凝ったアニメーション、そして子どもたちが楽しめるようなインターフェイス(入力やディスプレイの表示)で構成されているのかというと、そうではありません。他の知育アプリやゲームソフトと比べると非常にシンプルで、大人からすると「これで子どもたちが楽しんでくれるのだろうか?」と思うようなインターフェイスになっています。実際プロトタイプのテストを行っていただいたお母さまからも「もう少しかわいい方が…」というご意見もいただきました。
 しかし、実はこのシンプルさこそが継続して取り組める秘密なのです。オンラインレッスンだけでなくパルキッズ教材は総じて「飾り」を最小限に留めています。「飾り」というのはメソドやプログラム、そしてお子さまの成果に直結しない、いわば「オマケの部分」です。
 「子どもたちは教材がかわいくないと興味を持ってくれないのでは?であれば飾りの部分はオマケではなく非常に重要な部分なのでは?」そう感じる方もいらっしゃるでしょう。子どもが好きそうなキャラクター、インターフェイスであれば楽しいと感じてくれる、そして楽しいと感じてくれるからこそ能動的に取り組んでくれる、という論理です。果たしてそうなのでしょうか。


| 子どもは好奇心でできている

特集イメージ2 子どもたちには本来、身の回りで起こっていることを吸収しようとする力が備わっています。かわいい・かわいくないという見かけの部分、そしてできる・できないという能力の限界に関わらず、吸収しようとするのが子どもなのです。さらに言えば、良いことも悪いことも区別することなく吸収していきます。まるで好奇心の塊です。
 ただ、子どもは積極的に吸収しようと意識しているわけではありません。無意識の中、自動的に行われていくのです。特に言語に関してはそうでしょう。母国語が完成期を迎える3歳前後までに、日本人であれば日本語を積極的に吸収してやろうと意識した方はいないはずです。気づけばいつの間にか日本語を使っていたはずです。日本語を使っているという意識すらなかったかもしれません。
 つまり、大人の感覚で「子どもが楽しいと感じるはず」というものにこだわって環境を与える必要はなく、子どもが本来持っている「吸収力」を上手く使えばよいのです。


| 「楽しい」と「エンターテインメント」は違う

特集イメージ2 幼児期、特にイヤイヤ期の2歳を過ぎて3歳前後になり自我がはっきりと芽生えてくると、環境の与え方に工夫が必要になってきます。かけ流しのような無意識の取り組みはこれまでどおり特に工夫する必要もなく、淡々と取り組むことができます。しかしオンラインレッスンのように意識して取り組むものに関しては与え方を間違うと、後々やっかいなことになる危険性をはらんでいます。
 かけ流しとは違い、オンラインレッスンのように意識して取り組むものの場合、親はついつい子どもに対して「やらせよう」という意識が働きます。すると子どもの興味を惹けそうな、キャラクターやアニメーションが使われているものを積極的に取り入れようとします。かわいいからということではなく、子どもは新しいものに対して先にご説明した「吸収力」が働くため、最初のうちは能動的に取り組んでくれます。しかしこの「吸収力」は常に新しいものを与え続けなければ持続しません。もっとかわいいキャラクターを、もっと目新しいアニメーションをと、子どもの要求はどんどんエスカレートしていきます。
 これは英語教室の先生が陥りやすいところなのですが、子どもの要求に合わせて取り組みをかわいいものに変えていくと遅かれ早かれ限界に達します。一度エスカレートした子どもの要求のレベルは低くなることはありません。取り組みが面白くない、飽きたといって、もう取り組んでくれなくなるのです。
 プロである英語教室の先生でも子どもの要求に応え続けることができないのに、一般のお母さまにとっては相当難しいと言えます。
 では、どうすればよいのでしょうか。問題は「楽しさ」と「エンターテインメント(以下エンタメ)」を混同していることにあります。子どもにとってかわいいキャラクターやアニメーションは飽くまでもエンタメであり、英語学習とは紐付いていないのです。「キャラクターがかわいいから英語が好き」なのではなく「キャラクターが好き」なのです。周りは英語教育を与えているつもりでも、エンタメを子どもに与えてしまうことで、先々も新しいエンタメを与え続けなければいけなくなるのです。それではエンタメではない、子どもにとっての「楽しさ」とは何なのでしょう。


| パルキッズのオンラインレッスンがシンプルな理由

特集イメージ2 前述の通り、子どもは目の前で起こっていることであれば何でも吸収していきます。しかも新しいものを次々と与えられる仕組みさえあれば、子どもはいつまでも能動的に吸収しようとします。
 パルキッズのオンラインレッスンはインターフェイスは非常にシンプルなのでエンタメ要素はほとんどありません。しかし、2年分の720レッスンはひとつとして同じものはありません。もちろん反復学習も必要ですから、同じ単語が繰り返し登場します。ただ登場する単語の組み合わせを変えることで、子どもからするとまったく新しいレッスンに見えるのです。
 毎日違うレッスンが登場するからこそ、飽きたり、嫌がることもなく、子どもの「吸収力」を持続させることができるのです。そして「吸収力」が働いている状態こそが、「楽しい状態」なのです。これがパルキッズのオンラインレッスンがシンプルな理由であり、継続率が非常に高い秘密でもあるのです。


| 何でも集めたい子どもたち

特集イメージ2 これは取り組みの継続を促すプラスアルファの仕掛けですが、パルキッズのオンラインレッスンには「パルキッズラリー」という機能がついています。「パルキッズラリー」は1カ月に20日以上オンラインレッスンに取り組むことでその月の絵が完成されるというものです。ラジオ体操のスタンプカードや、スタンプラリーのようなものです。
 子どもは何かを集めるのが大好きです。特に男の子はそうです。シールや消しゴム、ゲームやプロスポーツ選手のカードといったものもあります。それらをすべて集めてコンプリートするのが大好きなようです。
 オンラインレッスンが始まる前のパルキッズでも、暗唱の取り組みを継続する方法として、スタンプを押してあげるとよいとご指導し、成果を上げていました。子どもの集めたいという気持ちを刺激するという意味においては、スタンプもパルキッズラリーも同じ仕組みです。そのため、パルキッズラリーは子どもたちのモチベーションを維持するのに一役買っているようです。


| そして自信へ

特集イメージ3 子どもの「吸収力」を上手く使うことで、取り組みの継続につながり、そして成果へと導くことができます。当の本人からすると、欲求にまかせて目の前の情報を吸収していたら、いつの間にか英語がわかるようになってるのですから、こんなに楽なことはありません。
 英語がわかるようになったということを、なかなか本人は自覚することができません。親や祖父母をはじめ周囲の人間が「すごいね!」と驚き褒めてあげることで、はじめてその力に気づくのです。
 その力に気づいた子は確固たる「自信」を手に入れます。この自信を手に入れることこそが子どもにとって大きな拠り所となり、よほどのことがない限り学習が中断することはないでしょう。
 大人が思う「子どもの楽しさ(=エンタメ)」を子どもに不用意に与えることで、子どもが本来もつ「楽しさ」を奪ってしまうことがないよう、今年も淡々と取り組みを進めていきましょう。
 最後になりましたが、2015年も皆様が順調に取り組みを進めていただけるようサポートさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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