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2018年12月号パルキッズ塾

Vol.68 | 英語教育の成果は線にすると見えてくる

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://www.palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1812
小豆澤宏次『英語教育の成果は線にすると見えてくる』(株式会社 児童英語研究所、2018年)


イメージ1 幼児・児童の英語教育で難しいのは、やはり「成果」が見えるまで時間がかかるということです。本当は長年英語教育やお子さまの言語発達に携わってきたプロであれば、お子さまの様子を見れば細かな成果がわかるのですが、それをお母様に求めるというのは無理な話です。実際は成果が出ているのにそれが見えないせいで、見逃してしまい、学習に対するモチベーションが親子ともに下がってしまうわけです。
 親のモチベーションに関しては、我々も「子どものために!」と思ってがんばっていただくしかないのですが、子どもの学習に対するモチベーションを上げるのは簡単です。それは自信を持たせてあげることです。これまでも幾度となくお伝えしてきましたが、子どもたちは「好き」だから「できる」のではなく、「できる」から「好き」なのです。自分はできる、得意だ、そう思うことで始めて前向きに捉えて取り組むことができます。サッカーが好きな子も、得意だから好きなんですね。では、どうやったら英語学習に対して自信を持つことができるのか、今回はそこを考えていきましょう。


| やったことを線にして成果を感じてみよう

イメージ2 お子さまがパルキッズに取り組んでる様子を見ていて、「おっすごい!」と感じる瞬間がこれまでにあったと思います。例えばオンラインレッスンで正答を選ぶことができたり、絵本のフレーズが口から出たりというご経験はどなたにもあるかもしれません。これらは間違いなく成果なのですが、単発的な点としての成果なので、親子ともにすぐに忘れてしまいます。これまでそういった成果があったはずなのに、お子さまの中で自信として蓄積されなかったわけです。やはり成果をしっかりと記録し、見えるようにすることでその成果が自信につながります。
 最も簡単にできるのが、積み重ねてきたものを感じられるようにすることです。毎日積み重ねること、それはかけ流しとオンラインレッスンです。かけ流しは親御さんが積み重ねるものなので、それは記録する必要はありませんが、オンラインレッスンはこれまで何レッスン取り組んだのかがひと目でわかるようにしておくとよいでしょう。
 例えば大きな方眼紙を用意して、1レッスン取り組む毎に1マスずつ塗っていき、それをリビングに貼っておくとよいですね。プリスクーラーの場合は全部で600レッスンあるので、例えば100マス塗る毎にどんなご褒美がもらえるのかを書いておいてもよいでしょう。「100マス塗れたら遊園地GET!」など、お子さまとご褒美について相談して決めるのもよいですね。  アイキャンリードの場合は、模造紙に取り組んだ絵本の表紙を貼っていってもよいでしょう。全部で96冊あるので、絵がひとつずつ増えていく楽しみがあります。
 なぜこのようなことをするのかというと、達成したことを点ではなく、そこに時間も入れた線で表現し確認できるようにすることで「これだけやったんだ!」ということを常に感じられるようになるのです。そしてそれが自信へとつながっていくのです。さらに言えば、これをおこなうことでゴールまでの距離が「見える化」されます。ゴールがしっかりと見えているというのもモチベーションを保つのに必要なことなのです。


| 比較するのは過去の自分だけ

イメージ3 人間は自分の現在の立ち位置を確認するために、何かと比較して判断します。ここでついついやってしまうのが「他人」との比較です。身近な○○ちゃんと比較したり、上の子、下の子と比較したり、ウェブサイトや本で紹介されている子どもたちと比較したり…。もちろん子どもが自分で比較するわけではなく、親御さんがわが子と誰かを比較してしまうのです。そして良くないことに誰かと比較すると必ずその誰かの方が良く見えてしまいます。「隣の芝は青い」というものです。
 多くの親御さんをご指導させていただいた経験上、他人と比較してもよいことはひとつもありません。今の立ち位置を確認するのであれば、必ず過去のわが子と現在のわが子を比較しましょう。ただこうやるにもコツがあります。他人の子どもにはついつい高評価を与えてしまうにもかかわらず、わが子の評価は辛くなってしまうのが親というものです。こうならないためにも、きちんと過去のわが子の様子を形に残しておきましょう。それを見て現在のわが子と比較すれば、どれだけ成長したのかが明かになります。
 例えばアイキャンリードを読んでいる姿を1冊ずつスマホでムービーを撮っておきます。もちろん読めない場合はお母様と一緒に読んでいる映像でも構いません。そして半年、1年経ったときに過去のわが子と比べてみましょう。どこがどういう風に成長したのかがよくわかります。またその様子をお子さまに見せてあげることも大切です。昔の自分の様子を見ることで、自分を客観的に見る機会を得ます。「この頃は上手じゃないね~」とか「読むのが遅い!」など子どもなりに昔の自分に対してダメ出しをするでしょう。そうすることで今の自分は上手であると自信が持てるのです。これは点で見てもわかりません。過去の自分の様子を見ていくことで、つまりこれまでの軌跡を線で見ることで初めて感じられるのです。


| 多読が始まっているお子さまは

イメージ3 「そろそろ多読をしたいのですが、どういった本を読ませればよいのでしょうか」というご質問をいただきます。そんな時は必ず「レベルや難易度は気にせず、読み散らかすという意識で何でも読ませてください。ただ、1冊が短いものを与えるようにしてください」とお伝えしています。なぜ短いものが良いのでしょう。例えば100ページの本を1冊読むのと、10ページの本を10冊読むのとでは、一見同じ量の英語に触れています。確かに量としては同じなのですが、達成感が違います。1冊読み終えることで子どもたちは達成感を得ていきます。前者はそれが1回に対して後者は10回もあります。私は「読み終えた本を、お子さまが見えるところに積み重ねてください」とよくお伝えするのですが、これは、前述の方眼紙とまったく同じで、自分が達成した成果を「見える化」しているのです。子どもたちはその本の山に読み終えた本を重ねていく度に自信を得ていきます。この回数は多ければ多い程よいのです。この快感がクセになることで、多読が好きになっていくのです。

 このように成果がその瞬間だけの成果に終わらないよう、何度も振り返って確認できる線としての成果にするだけで、前向きに英語学習に取り組むことができ、さらには取り組みを継続できることで本当の成果につながっていきます。成果の見える化は難しいことではありません。早速、今月から始めてみましょう。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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