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2019年2月号パルキッズ塾

Vol.70 | 小学生で英検2級の壁を越えるには

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://www.palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1902
小豆澤宏次『小学生で英検2級の壁を越えるには』(株式会社 児童英語研究所、2019年)


イメージ1 今年度も3回の英検がすべて終わりました(本稿執筆時点では二次試験は終わっていませんが)。今年度もたくさんのパルキッズ生から「合格しました!」という喜びの声をいただきました。お子さまたちはもちろんですが、これもすべては長い間しっかりと英語環境作りを続けてきたご両親の成果と言えます。
 私も昔はパルキッズ講師として現場で子どもたちのレッスンをしていましたし、今でもお電話や掲示板などでご指導をさせていただいております。その中で、パルキッズのカリキュラム通りに取り組んでいるご家庭のお子様は、必ずと言ってよいほど小学生のうちに英検3級までは合格しています。また、読む力さえついていれば、英検準2級も必ずといってよいほど合格しています。
 しかし、その先の2級以上の級になると、途端に難しくなってきます。それは英語力だけの問題ではなくなってくるからです。
 ちなみに英検2級というと、一般的には高校卒業レベルと言われています。つまり、出題側もそれぐらいの子どもたちが受験することを想定して問題作成をしているわけです。
 直近の長文読解問題の出題内容を見てみましょう。「遺伝子操作によって病気にならないバナナを作った話」「人間の触感について」「目によるPCのマウス操作を可能にするデバイスについて」「ミイラについて」といった内容です。「遺伝子(DNA)」「人には五感があること」「PCの知識」「ミイラ」こういったことが当たり前のように書かれているわけです。確かに高校生であれば、ある程度の知識はあるでしょうが、小学生であればどうでしょう。PCを使ったことがない子もいるでしょうし、遺伝子(DNA)という言葉を知らない子もいるでしょう。そもそもこういった知識なないだけで、英語力はあるのに長文の内容を理解できなくなるのです。
 こういった状況の中で、小学生で英検2級以上に合格するにはどうすればよいのでしょう。


まずは知識を大量インプットできる環境と習慣を

イメージ2 前出のような知識をまずは小学生で得る必要があるのですが、そのために必要なのはとにもかくにも「読書」です。もちろん日本語で構いません。小学生で英検2級以上に合格している子の共通点は、みんな「読書」をしっかりしている点です。
 もし読書をする習慣が身についていないのであれば、読書する環境作りから始めましょう。いきなり「本を読みなさい」ではうまくいきません。ダイエットをするのに「ダイエットしなさい」とだけ言われているようなものだからです。なぜ読書をする習慣が身についていないのか、それはできないのではなく、しなかっただけなのです。もっと言うとやり方を知らないのです。まずはどういうやり方で読書の習慣を身につけるのかを親子で考えてみましょう。
 ポイントは「ハードルは低く」「無理なく継続できる」「成果が目に見える」です。まず「ハードルは低く」ですが、これは本のレベルです。いきなり英検2級に出てくるような自然科学やIT系の本を読む必要はありません。また数百ページもある大ボリュームの本を読ませる必要もありません。図書館に行って、お子様が好きなジャンルを選ばせてあげましょう。選ぶことができなければ、挿絵が入っていて、ページ数も少なく(1日で読み終わる程度)、エンタメ感のある物語を選んであげましょう。もしくはお子様が興味のある事柄について書かれている本を選んであげましょう。借りるのは1冊だけです。1冊読んでは返して、また1冊借りる、これを繰り返しましょう。いきなり5冊借りてもゴールまでの道のりが遠いので、必ず挫折してしまいます。小刻みに達成感を得られるようにしてください。
 次に「無理なく継続できる」点です。これはいつ読書をするのか、それを1日のスケジュールに予め組み込むことです。好きな時に読みなさいでは習慣化できません。必ず親子で話しあって夕食後の1時間は読書の時間、といった具合に読書するタイミングを決めましょう。
 最後に「成果が目に見える」です。これは読書達成表などを作ってリビングに貼っておきましょう。1冊読む毎に読んだ本のタイトルとページ数、または文字数を書き込みます。そして何冊読んだら、何ページ読んだら、何字読んだら「これ」というご褒美を設定しておきましょう。こうやって自分がやって来たことと目指すゴールを見える化することで、モチベーションのキープにつながります。


ニュースを読もう。そして家族で話し合おう

イメージ3 これは英検2級に小学生で合格したあるご家庭の話しです。そのご家庭ではお子様が子ども新聞を読んでいるそうなのですが、毎朝お父さまと一緒に登校する道すがら、ニュース記事の中のひとつについて話しをするそうです。
 この話しを聞いて素晴らしいなあ、と思うと同時にだからか!と納得した記憶があります。そのお子様は英検のライティング問題が得意で、様々なアイデアが出てくるのです。何でこの子はこんなに自分の意見をアウトプットできるのだろうと感心していたのですが、ここにその理由があったのです。単にニュースを読むだけでなく、それについて考え、アウトプットすることで本当の知識(使える知識といってもよいでしょう)としてインプットされるのです。正しい読書はただ読むのではなく、なぜ?と書かれていることに疑問を持ちながら読むこと、とどこかに書いてあったのですが、このご家庭ではご両親がお子様の「なぜ?」という思考力を育てる一助を担っているわけです。
 とはいえ、いきなりニュースを見ながら、これについてあなたの意見を述べよ、といっても無理な話です。まずは、子ども新聞でもテレビのニュースでも構いません。時事にとの接点を持つところから始めましょう。
 次にお子様の身近な話題について、食事中などに話しをしましょう。まずは親が自分なりの意見を子どもに伝えるところからスタートしてください。例えば「インフルエンザが大流行して学級閉鎖が増えている」というニュースがあったとします。まず内容は子どもたちにとって非常に身近なものですよね。それに対して親側が「インフルエンザが流行るのは毎年のことだから、いっそのこと1月、2月を冬休みにして、夏休みを短くすればよいのに」という意見を子どもに伝えます。そして「そう思わない?」と聞いてみましょう。すると子どもは「夏休みが短くなるのは嫌だよ!」とか「じゃあ3月まで休みになればいいのに」とか、子どもならではの意見が出てくるはずです。非現実的な意見でも何でも構いません。とにかく何かしら出てくればよいのです。そしてそれに対して「なぜ?」と返してあげましょう。
 いきなり素晴らしい意見は出てきません。論理が破綻してる意見しか出てこないかもしれません。でもここから「なぜ?」を繰り返すうちに子ども自身が自分の意見をシャープにしていくのです。また、このやりとりによって、「インフルエンザが大流行して学級閉鎖が増えている」というニュースが確かな知識としてお子様の頭に残るのです。

 小学生で英検2級以上に合格するためには、知識がないことには始まりません。今回はその知識をいかにして蓄積していくのか、その方法について、これまでの私の経験上よいと思うものをご紹介させていただきました。以前もお伝えしましたが、英語力がお子様の母語である日本語力を上回ることはありません。つまりお子様の日本語力が英語力の上限になるのです。英語力を引き上げるためには、高い日本語力が必要になります。こうすることで最終的には日本語でも英語でも読書で知識を得られる子に育っていくのです。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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