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2020年1月号特集

Vol.262 | 留学生に起きた魔法を家庭で起こす

英検準1級オンラインレッスンで?しかも小学生向け?

written by 船津 洋(Hiroshi Funatsu)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://www.palkids.co.jp/palkids-webmagazine/tokushu-2001/
船津洋『留学生に起きた魔法を家庭で起こす』(株式会社 児童英語研究所、2020年)


「英検準1級」をイラストで?

特集イメージ1 タイトルの内容に迫る前に、以下ほんの少しばかりお付き合いください。
 いよいよ『英検オンラインレッスン準1級』が発売となります。2015年7月に同シリーズ「5級」「4級」「3級」を発売、その後「準2級」「2級」と引き続き制作・リリースしてきましたが、とうとうこのたび「準1級」にこぎつけました。感慨一入です。
 何が感慨深いのかというと、その制作に関わる奇妙な制限をクリアした点においてです。2級、ましてや準1級となると、抽象的な語が少なくありません。少なくないどころか、今回、『英検オンラインレッスン準1級』に収録した1500語のかなりの部分は、抽象的な概念です。それらをイラストにするのは大変な作業です。サンプルをご覧いただければ分かりますが、’inception, spontaneous, calamity, authentic…’ などなど、どれもこれもイラストにするには、ひとひねり必要な語ばかりです。

そもそも、なぜ「イラスト」なのかといえば、理由は単純明快です。なぜなら『パルキッズ』で育った子たちは、英語を英語のまま理解するので、日本語の訳をいれるのには問題があるからです。
我々大人は、豊かな日本語の語彙を持っているので、英単語の日本語訳は、その語の理解に役立ちます。しかし、2つの点において、英単語の日本語訳はパルキッズたちと親和性が低いのです。1点目は、多くのパルキッズたちは、まだ小学生なので日本語の語彙が豊かでないことが挙げられます。2点目は、彼らはそもそも英語を日本語に訳して理解していない点です。彼らは英語を英語のままイメージしてしているので、日本語訳で理解させようとすること自体が不自然なのです。
 つまり、英単語を日本語訳で教えることは、『パルキッズ』的な直接法による外国語習得法とは相容れない。そこで、イラストの出番となるわけです。


普通では、準1級は取れない

特集イメージ2 しかし、考えてみれば、私たちは、とてもおかしなことで頭を悩ませているわけです。そもそも「小学生向けの英検準1級対策教材」というものの存在自体が、世間一般の常識を突き抜けてしまっているのです。(矛盾語法とも呼ばれますが、2つの相反する言葉を組み合わせた修辞法で、例えば大学2年生を表す “sophomore(sopho=wise, moron=fool)” などがそれです。)
 もちろん、個々のケースでは小学生の準1級や1級保持者もいるようですが、パルキッズ生の特長はそれが、n=1(「そんなこともあるね」といった特殊なケース)でなく、ある程度以上に普遍化されている点でしょう。
 通常の学校英語教育や塾、英会話や他の習いごとをしても、英検の準1級レベルに到達することは相当困難です。パルキッズ生の場合には、それを小・中学生でクリアするケースが珍しくないのです。
 もっとも、そんなパルキッズ生たちの保護者の方からのご要望に応じて、今回の『英検オンラインレッスン準1級』の制作に至ったのですが、この一点でもパルキッズの学習が一般的な英語学習と一線を画していることはご理解いただけるでしょう。
 別の側面から見ると、最も学習能力の高いといわれる高校生や大学生の中で、さらに最も優秀な学生が、十年かけても到達できない英語力に、ややもすれば小学生の段階で手が届いてしまうのです。やはり、かなり特殊な英語習得法です。

 日本では、英検準1級を持っていれば、英語ができる人と認められます。繰り返しになりますが、その英検準1級を、日本の英語教育(学校教育、塾、その他)だけで取得することは極めて困難です。留学でもしなければ、英検準1級には手が届かないのです。 


留学生でようやく準1級

特集イメージ3 私の周りには、英検準1級、あるいは1級を持っている人は少なくありません。我が社ではスタッフや学生インターンに英検の1級を取ることを推奨しており、スタッフはほぼ全員が英検の準1級を持っています。我が社で働くインターンも、その約30名のうち、半数は1級、残りの半分は準1級の保持者です。もちろん、そんなメンバーだからこそ、今回の英検準1級用の教材開発も可能となったわけです。
 そんな環境に日々過ごしていると感覚が麻痺しそうですが、これは我が社や上智大学の英語科の学生中心の我が社のインターンにおける限定的なケースです。そこから一歩から出れば、1級はおろか、準1級を持っている人にすらなかなかお目にかかれません。
 さて、そんなスタッフやインターンたちですが、彼らのほとんどが留学経験者です。
 そうなのです。やはり、留学して英語を身につけて、準1級を取得しているのです。
 留学経験なしに1級以上を持っている人には、私の50数年の人生の中で、両手で足りるほどしか出会ったことがありません。また、あくまでも私の経験上と断っておきますが、準1級以上を持っているならば、かなりの確率でその人たちは洋行帰りなのです。

そんな準1級にも手が届いてしまう。『パルキッズ』は留学でもしない限り身につかないような英語力を、日本に居ながらにして、しかも幼児や小学生、あるいは中学生に身につけさせることができる教育メソッドなのです。
 この『パルキッズ』は従来的な学校教育と何がどのように異なるのでしょうか。従来の文法・訳読形式の学校英語、あるいは「4技能」「CLIL」他、様々な最新と言われる英語教育とは何が異なるのでしょうか。


「4技能で測る」のではなく「4技能で学ぶ」?

特集イメージ4 自分自身、英語を身につけてしまった人間の一人として、あるいは数多くのバイリンガルを育ててきた人間の一人として、最近の英語学習に関する世の中の様々な議論は、眺めていて気の毒で仕方がありません。
 例えば、今話題の「4技能」。前文科大臣の「4技能に反対する人はいないと思いますが…」などの発言にも表れていますが、どうやら「4技能さんはすごいからそれで良いんじゃないか」というような雰囲気があり、1世紀前のどこぞの国の無責任な将軍さんたちの発言を彷彿とさせます。
私も「4技能」自体には反対しません。限定的と前置きしますが、「4技能で英語力を測定する」ことは決して悪いことではないと思います。

 「限定的」の根底は以下のようになります。結論から言えば、4技能ではなく2技能で良いのではないのか、ということです。

 そもそも、英語の「リーディング」ができる人が「リスニング」もできるのであれば、その人が「スピーキング」もできることは想像に難くありません。従って、試験に「スピーキング」を課す代わりに、「スピーキング」のように瞬発力に左右されず、より深い思考をより正確に測定できる可能性の高い「ライティング」を課すだけで十分だと思われます。つまり、「リーディング」「リスニング」「ライティング」の3技能で十分ではなかろうか、ということです。
 さらに言えば、英文をスラスラと「リーディング」できる人が、まるで「リスニング」ができないというのは、これまた想像しにくいので、「リスニング」を省略して「リーディング」だけで十分なのかな、と思います。つまり、英語の理解力と思考力、判断力、表現力を測定するならば、「リーディング」と「ライティング」の2技能だけで済むと、私個人は感じているのです。
 そこを押して「4技能で試験をするのだ」と言われれば、「まぁ、ご苦労様なことだな」とは思いますが、敢えて反対はしません。なぜなら、「リスニング」や「スピーキング」の測定を含む技能試験は、私の身内、つまりパルキッズたちにとってはメリットがあるばかりで、デメリットがないシステムだからです。もちろん、パルキッズ生以外の子たちが、その点(つまり「リスニング」や「スピーキング」)で悩むことに関しては気の毒で仕方がありませんが。

 しかし、「4技能で測定する」ことは、まぁ良しとしても「4技能で教える」となると、これは話が別です。
 納税者の一人として納得する以前に、到底承服しかねます。そのロジックを耳に目にするにつけ…、これ以上は何も申しますまい。
 この点に関してはパルキッズ通信2019年12月号で既に書いているので重複は省きますが、このようなことに翻弄されている学生たちが気の毒でならないことは、改めて表明しておくことにします。
 なぜなら、「4技能でトレーニングすれば4技能が身につく」などという保障はどこにもないからです。


4技能…話せば身につく?

特集イメージ5 今や日本の英語教育の開始は、小学3年にまで低年齢化しています。また、習い事としても小学生の英語はもはや当たり前です。
 そこで行われる英語教育は、コミュニカティブ・アプローチなどと呼ばれるものだそうです。どうやら「英語で情報を共有しようね」ということらしいのですが、この考え方を小学生に下ろしていくと「お買い物ごっこ」のようなものになります。
 「コミュニカティブ・アプローチ」の同一線上に “CLIL” という考え方があります。詳細は省きますが、政治・経済・環境などの対象(contents)を英語(language)を通して(integrated)学ぶ(learning)という考え方です。こちらは大学生や、ある程度以上は英語のできる高校生に適していると思われます。しかし、これも中学校・小学校へ下がってくると「お買い物ごっこ」になります。

 従来の文法・訳読中心学習への反省から、コミュニカティブに舵を切っているのでしょうけれども、「お買い物ごっこ」の先にどのような英語力が期待できるのかは、私のような門外漢には全く想像できません。特に、大学生相手ではなく小学生を対象とした具体的な成果に関して、専門家の皆様にはご教示願いたいものです。

 拙著最新刊の『子どもの英語「超効率」勉強法』(かんき出版)にも書きましたが、言語には卑近な「生活言語」と、高度にアカデミックな情報のやりとりが可能な「学習言語」があります。「生活言語」はCEFR(外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠。Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)のA2くらいまでで、海外旅行でのお買い物とか観光客相手の道案内なら何とかなりますが、英語で本格的に研究をしたり、それを発表したりするとなると「生活言語」では太刀打ちできません。
 英語教育には、それぞれに目標があると思います。ひとつに、学校教育やアカデミックな世界での格闘力までを視野に入れた英語力の習得であれば、そのゴールは「学習言語」の獲得です。
 また、日常的な英会話程度で良いのであれば、CEFRのA2程度、つまり「お買い物」や「道案内」「自己紹介」などの「生活言語」の獲得でも十分でしょう。求めるレベルは、人それぞれで良いと思います。
 しかし、今日本人に求められているのが本当にこのA2レベルの英語力なのか、あるいは研究や発表などもできるレベルの英語力なのかは真面目に検討されるべきです。この両者の違いすら曖昧にしたまま、とりあえず “CLIL” では、済まされないことでしょう。

 それでは「学習言語」の前段階の「生活言語」は、簡単に身につくのでしょうか。例えば、海外旅行でのお買い物や、外国人旅行者への道案内程度の英語力、あるいは外国人と友人関係を結んで、そこで日常的に起きる様々な情報を共有するレベルの英語力が「生活言語」レベルです。
果たして、小学校で行われているような「お買い物ごっこ」レベルにまで引き下げた「コミュニカティブ・アプローチ」によって、「生活言語」を身につけることが可能なのでしょうか。
 この点に関しても、かなりの疑問が残ります。もし、これが可能なのであれば、今時の日本人はほとんどがA2をクリアして、「生活言語」レベルの英語はできるようになっていても良い頃だと思います。しかし、なかなかそう順調には学習が進んでいないようです。


子ども(高校生まで)の英語力の現状

特集イメージ6 「学校英語の成果」として文科省が発表している「英語力調査結果(29年度)」を眺めてみると、高校生で英検準1級相当のCEFR・B1上位からB2に当てはまる割合は、技能別に以下のようになっています。
(リスニングとリーディング、ライティングは6万人、スピーキングは1万人が対象)

 1)リスニング0.5%、リーディング0.5%、ライティング0.5%、スピーキング(推測不能)

 公立校のみが調査対象なので、より英語に力を入れている可能性の高い私立の生徒の英語力は反映されていないと考えられます。しかし、一学年の平均人口をざっと100~120万人としてそのうちの5000人、つまり全体の0.5%は「英検準1級」相当とみなされています。この「0.5%」という数字、頭に入れておいてください。

 「なんだ、学校英語でも成果が出ているじゃないか?」

 と、感じますか。まぁ、0.5%(200人に1人、ざっと一校の一学年に1人ずつ)は決して良い数字ではありませんが、英語ができるようになっている人が存在することは間違いありません。
 では、次の事実を見てください。

 2)英語圏への高校生の年間留学者数は4000人。

 これも政府の統計によれば、欧米への3ヶ月以上の高校生留学生の数が約4000人です。3ヶ月以上というのは、半年あるいは1年の留学が考えられますので、先の5000人と合わせ考えると、この両者の間に関係があるのか、あるいはないのかは気になるところです。
 現に、私も高校時代に1年間の交換留学で英語を身につけました。特に、最初の3ヶ月から4ヶ月目にかけて、英語が日本語のように無意識のうちに処理できるようになったことを、今でも覚えています。

 英語調査(で英語ができる5000人)と、留学生数(4000人)には1000人ほどの差がありますが、これらの数字を見比べてみて「おおむね高校での留学生が、英検準1級レベルの英語を身につけている0.5%である」と考えてしまうのは私だけでしょうか。
 学校英語が「コミュニカティブ・アプローチ」に変わったことにより、その結果として高校生が英語ができるようになったのか、あるいは、単に留学した高校生が英語を身につけただけなのか、まるでハッキリしません。


日本人全体の英語力は?

特集イメージ7 高校生で英語のできる子の割合は0.5%でしたが、それはあくまでも高校までの話です。大学まで進む人たちが半数に達する今日、大学での英語の授業を無視することはできません。では、大学以降に英語を身につけていく人は、果たして、どれほどいるのでしょう。
 次に、(おそらく英語を身につけたと判断されるに相応しいであろう)英検準1級だけでなく、さらに英検1級の合格者までスコープを広げ、高校生に限らず日本人全体を鳥瞰することにします。

 3)英検の年間合格者数:準1級が1万人、1級が2500人の、合計1万2500人。

 1級の合格者数は、一学年の人口を先ほどと同様に100~120万人と見積もれば、0.25%~0.2%(400~500人に1人)です。ずいぶんとお寒い感じがしますが、準1級と合わせれば、各学年で100人に1人、つまり同学年のお友達の中の1人や2人は英語ができる勘定となります。これで、「高校生で英語ができる人の割合」の倍以上となりました。大変結構なことです。
 英語習得確率は、高校までで0.5%、日本人全体となると1%に倍増です。これは是非とも覚えておきたい数字です。
 さて、それでは、これは「大学での英語の授業」が奏功したからでしょうか。これに関しては、微妙すぎて何ともいえませんが、ご参考に次の数字を掲げておくことにします。

 4)大学の留学生の数は年間10万人。米、豪、新(NZ)、英の4国で4割の4万人。

 これも、政府の統計からの数字ですが、毎年4万人の大学生が英語圏へ留学しています。もちろんこれには短期留学も含めていますが、3ヶ月以上の留学生の数に限定すると全体で2万5千人です。つまり単純に推定すると、

 5)10万人(留学生全体):4万人(英語圏)=2万5千人(3ヶ月~):?人(英語圏に3ヶ月~)

 英語圏に3ヶ月以上留学する大学生の数は、毎年1万人と考えられます。

 6)留学生の数は、高校4000人、大学1万人で、年間合計1万4000人。
 3)英検の年間合格者数は、準1級が1万人、1級が2500人の、1万2500人。

 以上概算とはいえ、年間留学生の数と、年間英検(準1級・1級)合格者の数が、これだけ近いのは偶然でしょうか。
もちろん、高校留学と大学留学が被っているケースも少なくないでしょう。また、英検を受けていないバイリンガルもたくさんいるでしょう。しかし、日本では最も受験者数の多い英検における準1級・1級の合格者と、高校・大学での留学生の数が、ざっとであれ、大まかな一致を見る点は興味深い、と感じるのは私だけではないと思います。

 さらに、加えるなら、留学生と英検準1級・1級合格者数との差の中には、親の仕事の都合で海外生活を送り英語を身につけた帰国子女はもちろん、『パルキッズ』で育った「純ジャパ」(海外経験0で英語を身につけた人)の存在があることを付け加えておくことにしましょう。

 中高の英語教育や、小学校への前倒し、あるいは大学での英語教育によって、日本人は英語を身につけているのか。もしくは「学校教育改革」(「コミュニカティブ・アプローチ」「CLIL」など)の成果が果たして上がっているのか。
 あるいは、単に留学した人だけが英語を身につけられているのか。綿密なる検証が必要だと思います。


『パルキッズ』はどうなの?

特集イメージ8 さて、『英検オンラインレッスン準1級』から、日本人のバイリンガル率や、学校英語でバイリンガルに育つのか、などなど書いて参りましたが、「では、パルキッズはどうなんだ」というお声が聞こえてきそうですので、引き続き『パルキッズ』について書いてみることにします。

 その前にひとつだけ。

 世の中には「英語ができるようになる魔法」はありません。『どんな子でもバイリンガルに育つ魔法のメソッド』(総合法令出版)なる本を書いておいて、こんなことを申し上げるのは心苦しいのですが、ハリー・ポッターよろしく「ビリンゲムフィキオ(bilinguem ficio:ラテン語で二枚舌にする、の意)」(←個人の創作呪文です)を唱えつつマジックワンドを一振りすれば、あら不思議、英語で喋れる!などということはありませんので悪しからず。
 ただ、どんな子(大人)でもバイリンガルにはなれることは疑いようがありません。留学生は3、4ヶ月で英語を身につけるのです。そのような、留学生が英語を身につけたような英語の習得の過程を、比喩的に「魔法」と呼ぶのは差し支えないと思います。

 しかし、魔法による習得(かけるにせよ、かかるにせよ)は困難を伴います。

 留学生は、ホームステイ先で明けても暮れても、寝ても覚めても英語漬けの生活を強いられます。それほど集中的にインプットが強制できる環境にいるからこそ、一般的には10年以上かけても身につけることのできない英語を3、4ヶ月の短期間に身につけられるのです。
 また、これは記しておくべきですが、年齢が低いと言語の習得がマイナスに働くこともあります。
 留学生の場合には、数ヶ月で習得される外国語ですが、年齢が下がると、たとえば第一言語の習得過程の年齢にいると、外国語の習得に留学生より時間がかかることも分かっています。キンダーや小学生で英語環境に放り込まれると、使える英語レベルに達するのに1年くらいの時間がかかるのです。

 その意味では、『パルキッズ』も魔法のメソッドではありますが、時間はかかります。3、4ヶ月間かけ流したからといって、成果が見えるものではありません。詳しくは過去の『パルキッズ通信』や拙著に詳しいので、ここでの重複は避けますが、3年から4年で「生活言語」レベルは卒業し「学習言語」へと進めていくのが『パルキッズ』の学習ステップです。

 『パルキッズ』の学習のゴールをおさらいしておくと、「英検準2級」を「生活言語」卒業の目安、そして「英検準1級」を「学習言語」の threshould(入り口)に立った目安として、学習を進めていくことを提唱しています。


パルキッズで成果が出る割合は?

特集イメージ9 では、一体全体どのくらいの子たちが『パルキッズ』で英語を身につけているのか、気になるところではないでしょうか。
 前半の議論をもう一度持ち出すと、英語ができるようになる確率は高校で0.5%、日本人全体で各年齢中1%で、各年毎の英語圏への留学生の数とほぼ一致していました。
 言い換えれば、留学をすればほぼ100%、留学をしなければほぼ0%です(もちろん「純ジャパ」というレアケースがあることは強調しておきますが、極めて希なケースであることも付け加えておきます)。
 では、『パルキッズ』はどうなのでしょう。一体どのくらいの確率(?)で英語を身につけられるのでしょうか。
 ケースバイケースですが、概観していると、2~4年ほどかけて学習した子が1000語ほど読めるようになれば、英検5級から3級まではポンポンポンと合格するケースが少なくありません。そして、その後1年ほどで準2級に合格できています。英検準1級以上には手が届くところに到達していることになります。
 しかし、そうは至らないケースも少なくありません。弊社に寄せられるご相談やお悩みの声からも分かるように、「なぜ英語を喋ってくれないのだろう」「やはり文法を教えよう」「問題集をさせてみよう」など、アウトプットの期待で胸が張り裂けそうになり、辛抱たまらず、何より大切なインプットを中断してしまえば、残念ながら「はいそれまでよ」です。

 こんなことを言っては身も蓋もないかもしれません。しかし、『パルキッズ』は教室ではありません。英検受験の強制力もなければ、受験結果の報告の強制力もないのです。つまり、ユーザーの皆さまの善意でご報告いただかないと分からない。
 そして、もちろん、ご報告をいただければ、英検体験談のコーナーに掲載させていただいております。

 しかし、以上の記述だけでは芸がないので、『パルキッズ』受講生と『英検オンラインレッスン』のご購入や取り組みの実績から、推定してみることにします。すると、

 7)過去2年間で、『パルキッズ』受講生に対して、その35%が『英検オンラインレッスン』(いずれかの級)を、
 8)同様に過去2年間で、『パルキッズ』受講生の20%が『英検オンラインレッスン3級』以上を、

 受講していることが分かりました。

 もう少し詳しく見ると、準2級と2級の受講者数はほぼ同じ6%ずつ(『パルキッズ』受講生全体に対する)の合計12%でした。

 『英検オンラインレッスン』がいくらお安いとはいっても、無料サービスではありません。想像するに、いい加減に受講しているわけではないでしょう。おそらく、5級に合格しているから4級を、3級に合格しているから準2級を、そして準2級に合格しているからこそ2級を受講されているのではないでしょうか。
 それであれば、過去2年間で、『パルキッズ』受講生に対する20%が、当面の目標である「準2級」をクリア(2級受講生)、あるいはチャレンジ(準2級受講生)、あるいは近いところ(3級受講生)に到達していることになります。

 学校英語では、10年間の成果が出なくても「英語ができるようにならないじゃないか!」と職員室にねじ込む保護者や学生はいません。英会話や英語教室で、2、3年でバイリンガル(英検準1級以上)になることを期待する人も稀でしょう。

 そんな中、『パルキッズ』では2〜4年の受講をベースに、英検5級~準2級をクリアし、そこから「学習言語」、つまり(我々の定義する、英検準1級以上レベルの)「バイリンガル」を目指しているご家庭が少なくないのです。

 英語の習得に、魔法はありません。英語の習得には、時間がかかります。しかし、無数のバイリンガルたちが、日本人でもバイリンガルになれることを証明しています。もしも魔法があるとすれば、それは「継続的なインプット」に尽きます。これは、留学生や、辛抱強く英語のインプットを続けてきた人たちに起きた魔法です。その魔法を、家庭内で引き起こすのが『パルキッズ』なのです。

 今回は『英検オンラインレッスン準1級』の発売に合わせて、学校英語や『パルキッズ』で得られる成果などについて考えて参りました。
 以上の点、特に「インプットによる英語習得」と「英検対策」については昨年12月に発売となった拙著『子どもの英語「超効率」勉強法』(かんき出版)に細部に至り書いてあります。

 また、編集の都合でお蔵入りした「英作文対策」の「幻の第七章」も、本書の巻末からアクセスできるようになっております。
 バイリンガル教育で行き詰まっている方、子どもの英語に対する反応に心配している方など、様々なお悩みが解決できる一冊です。本書でバイリンガル育児の方法論の再確認をして、安心してお子さまをバイリンガルに育てていただけることを祈っております。


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特集イメージ9 児童英語研究所・所長、船津洋が書き下ろした『子どもの英語「超効率」勉強法』(かんき出版)でご紹介しているパルキッズプログラムは、誕生してから30年、10万組の親子が実践し成果を出してきた「超効率」勉強法です。書籍でご紹介しているメソッドと教材で、私たちと一緒にお子様をバイリンガルに育てましょう。
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プロフィール

船津 洋(Funatsu Hiroshi)

1965年生まれ。東京都出身。株式会社児童英語研究所・代表取締役。上智大学外国語学部英語学科卒業。実用英語技能検定1級取得。30年以上に渡る幼児教室・英語教室での教務を通じて幼児の発達研究に携わるかたわら、「パルキッズ」などの英語教材を始めとした幼児向け教材を多数開発。また、全国の幼児・児童を持つ親に対して9万件以上のバイリンガル教育指導を行う。講演にも定評があり、全国各地で英語教育メソッドを広めている。著書に20万部のベストセラーを記録した『たった80単語「読むだけで」英語脳になる本』(三笠書房)をはじめ『どんな子でもバイリンガルに育つ魔法のメソッド』(総合法令出版)『ローマ字で読むな!』(フォレスト出版)『英語の絶対音感トレーニング』(フォレスト出版)など多数ある。

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