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2020年5月号パルキッズ塾

Vol.97 | 英会話は最初じゃなくて最後にやろう

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2105/
小豆澤宏次『英会話は最初じゃなくて最後にやろう』(株式会社 児童英語研究所、2021年)


特集イメージ1 ここ東京では3回目の緊急事態宣言が先日発令されたのですが、振り返ってみると1回目の緊急事態発令から1年ほど経ったわけです。つまり、いわゆるコロナ禍と言われる状況が1年以上も続いていることになります。この間、私たちの生活様式は大きく変わりました。
 仕事ではZOOMというビデオ通話会議サービスが当たり前のように使われるようになったり、マスク、消毒、換気といった感染防止策が完全に習慣化しています。マスクをしないで歩くことが、あたかも犯罪を犯しているような気分にさえなります。
 私自身、この1年で変わったことといえば、やはり家にいる時間が長くなったということでしょうか。そして家にいることで、料理、掃除、洗濯などの家事を、これまで以上にやるようになったことです。
 しかし、どうも飽き性というか落ち着きのない性格なので、料理や掃除、洗濯物を畳んでいる時が、なんとももったいない気分になってくるのです。そこで、空いている耳を活用して、ラジオやポッドキャストを聞いて、そういった時間にさまざまなことをインプットするようにしました。
 すると、ラジオやポッドキャストの音情報が面白い面白い。そして映像よりも遥かに情報量が多いことに気づきました。本当は読書が一番なのですが、家事をしながら読書はできません。ながら学習には音情報がぴったりなのです。


「そうなっている」「そうなるようにする」のは大違い

特集イメージ2 さて、なぜこんな話をするのかというと、先日、文化放送のある番組の中で、非常に興味深い話がありました。
 詳しいことは失念してしまったので割愛しますが、アメリカの短距離コーチのゲラルド・マック氏が「腿の引き上げこそが速さの秘訣」だと日本人選手に伝えたそうです。すると日本では「腿上げ」が大流行。皆さんも一度や二度はやったことがあるのではないでしょうか。しかし、腿上げをやれども一向にスピードが上がらない。そこで再度マック氏を呼んで「腿上げをしているけれど一向に速くならない。もしかしてあなたの教えは間違っているのでは?」と伝えたそうです。するとマック氏は激怒して「だれが腿上げをしろと言った!一流選手はそうなっているのであって、それをすればよいのではない!」と言ったそうです。
 何だか禅問答みたいですが、つまりは一流選手のフォームがそうなっているからといって、それを真似することが重要なのではなく、なぜそうなっているのかを考えて、自分と向き合って自分なりの最も良い動きを作り出すということが重要であるということなんですね。
 もっとわかりやすく言いますね。例えばテニスの錦織選手はジャンプをしながらレシーブをします。錦織選手がやっているからといって単純にジャンプをしながらレシーブをするのを真似ても一流選手にはなりません。一流選手になるためには、さまざまな自身にあったインプットがあって、最終的にそうなっている、という状態にしなければいけないのです。


英会話はまさに「そうなっている」を真似ること

特集イメージ3 先の話を聞いて私が興味深く思ったのは「これって英会話のこと?」と感じたからです。
 英語が話せるようになりたい。この願望は海外ドラマや映画で当たり前ですが流暢に話すネイティブを見て、こんな風に会話ができたらいいな、という思いがあるからでしょう。
 ではそうなるためにどうすれば良いのでしょう。ドラマや映画のネイティブの真似をして、同じようなフレーズを使った会話の練習をすればよいのでしょうか?いいえ、それは先の腿上げと同じなのです。考えてみてください。ネイティブが流暢に英語で会話できているのは、つまり「そうなっている」のには「そうなるためにした」何かがあるのです。
 もちろんですが、幼児・児童向けの英会話教室にあるようなクラスルームイングリッシュをしたわけではありません。たくさん話したわけでもありません。ずっと遡ってみると、家庭内の日常会話をひたすら耳にするという段階が例外なくあるわけです。
 つまりネイティブがそうなっているのには、きちんとした理由があるわけで、そうなっているところを断片的に切り取ってそれをすればよいということではないのです。


英会話は最初じゃなくて最後

特集イメージ4 こんなことを言うと、英会話は悪である、という印象を与えてしまう恐れがありますが、話せるようになるためにはもちろん英会話の経験は必要です。ただ、それはなるようにした先に行うことなのですね。つまりインプットをした先にある最後のステップとして英会話を行えばよいのです。最初に行うのではなく。
 パルキッズの学習について「パルキッズだと英会話はしないようですが、英会話はどうすればよいですか?」と聞かれることがあります。そんな時は必ず「英検準1級を取得してから英会話の機会を設けましょう」とお伝えしています。
 子どもたちに必要なのは、まずは「そうなるようにする」という段階です。いわゆるインプットの段階です。インプットも最初は耳から、そして読めるようになったらさらに詳細で多岐な情報を得られる目からのインプットに切り替えます。
 目からのインプットを積むことで、ようやく「そうなっている」という状態の一歩手前まで行くのです。
 そして最後に英会話の機会を持つことで、英語で会話することに「慣れる」のです。そう、英会話は「慣れ」の問題なのです。それぐらい本当の英会話をするためには準備の段階が必要なのです。
 英会話の機会がないことに焦る必要はありません。今はまだその必要がないだけですから、今すべきことを淡々とおこなっていきましょう。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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