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2020年2月号パルキッズ塾

Vol.94 | パルキッズ教材のDVDの使い方

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2102/
小豆澤宏次『パルキッズ教材のDVDの使い方』(株式会社 児童英語研究所、2021年)


 久しぶりに取り組み関連の話題に戻ります。
 今回は『パルキッズプリスクーラー』『パルキッズキンダー』のパッケージに同梱されているDVDの位置付けについて話を進めていきたいと思います。というのが、オンラインレッスンのご提供が始まって以降、DVDの取り組みについてのご質問を多くいただくようになったからです。
 『パルキッズプリスクーラー』『パルキッズキンダー』の位置付けというのは、かけ流しでインプットした内容をDVDを通して定着させるというものです。オンラインレッスンがない中で、おうちでインプット内容の定着を簡単できるものと言えばDVDでした。
 さらに遡ると、パルキッズが生まれた30年前は、親御さんがフラッシュカードを作って、毎日子どもに見せるというものでした。今から考えると、当時の親御さんには頭が下がる思いです。それから親御さんの代わりに、ビデオという映像コンテンツで見せるようになり、時代とともにDVDへと移っていったわけです。
 一方、オンラインレッスンの位置付けはというと、これもまた、インプットした内容の定着が目的です。ただし、DVDと違うのはインタラクティブであるということです。DVDはただ一方的に流れるコンテンツを受信するという受動的な取り組みであることに対して、オンラインレッスンはクイズなど、能動的に取り組むものも入っているのが特徴です。
 ただ、DVDもオンラインレッスンもインプットをした内容の定着であるという位置付けは変わらない中、取り組みの優先順位や細かな位置付けについて詳しく語ってはきませんでした。
 そこで今回、改めて、DVDとオンラインレッスンについて詳しく解説していきたいと思います。


インプットした内容の定着とは即ち「経験」

特集イメージ2 まずDVDとオンラインレッスンは、かけ流しでインプットした内容の定着である、というご説明をしました。ここをもう少し詳しく解説します。
 「定着」というと、まずイメージするのが、勉強で学んだことを反復学習を通して記憶し理解するというものです。つまりかけ流した内容を繰り返し反復学習をすることで覚えよう、という理解をされている方が多いかもしれませんが、これは全く違います。
 言語の獲得、特に3歳までに身につける生活言語レベルの獲得に関しては、前述の勉強という方法で子どもたちは身につけてはいません。別の言い方をすれば「経験」です。
 日本語を例にとってみましょう。日本語の場合、パルキッズのかけ流しにあたるインプットソースは親御さんによる家庭内の日常会話です。子どもたちはその「音」に身を浸している状態です。「listen」ではなく「hear」の状態で、その音に触れています。
 次に、子どもたちは目から、またはその他の感覚から、日常生活の中でさまざまな経験をしています。例えば「りんご」という音をインプットされた後、りんごを食べたり、りんごの絵本を見たり、お買い物でりんごを買ったり、りんごのおもちゃで遊んだり、こういったさまざまな経験を通して、インプットされた「りんご」を定着させていきます。もちろん間違えながらですが。
 こういった経験はインプットの後、即時的に行われているわけではないことも覚えておきましょう。勉強の場合、今日学校で習ったことを家に帰って復習をして定着させます。しかし、言語の場合は、インプットはインプット、経験は経験として行われます。
 今月インプットした内容が1年後に定着される場合もありますし、もちろん即時的になされる場合もあります。
 だからこそDVDやオンラインレッスンが必ずしもかけ流しと連動させる必要がないのです。ただ、インプットがまずあって、その後に経験させるという順序はありますが。


基本はオンラインレッスンで、DVDはオフライン用

特集イメージ3 さて、オンラインレッスンとDVDに関して、能動的・受動的な違いはあれど、基本的な役割は同じであることをご理解いただけたと思います。その上で、現在インストラクションに記載してあるDVDの取り組み方としては、月の後半に数回見せる、というものなのですが、現状のご指導としては「オンラインレッスンができていればDVDは見る必要はない」というものに変更をしています。
 基本的な役割は同じですからね。
 では、DVDはどういった時に使えばよいのか、というところの説明に移ります。
 DVDはオンラインレッスンができない時に使用する、というのが回答になります。オンラインレッスンができない時、例えば端末の買い替えで1、2週間オンラインレッスンができないとか、Wi-Fi環境がない出先や車の中などで取り組みたい時、つまりオンライン環境がない時のバックアッププランとしてご活用いただくのがよいでしょう。
 これはかけ流しも同様です。現在、かけ流しの取り組みは、多くの方がオンラインを通して行っています。しかし、オフラインの環境しかない場合は、付属のCD-ROMに収録されている音声データを各種端末に入れたり、もしくは音楽CDを作成してかけ流しを行っていただくようご指導しています。
 つまりかけ流しの場合のCD-ROMはオフライン環境で使うためのバックアップコンテンツであり、DVDはそういった場合にオンラインレッスンの代替コンテンツとしてご利用いただくということになります。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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