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2026年2月号パルキッズ塾

Vol.154 | パルキッズはなぜ◯分・◯回なのか

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2602/
小豆澤宏次『パルキッズはなぜ◯分・◯回なのか』(株式会社 児童英語研究所、2026年)


パルキッズはなぜ◯分・◯回なのか 年が明け、学習のリズムが整い始める2月。寒さで在宅時間が増え、生活が内向きになる分、家庭学習は回しやすくなります。一方でこの時期は、「順調なのか不安」「他の家庭はもっとやっているのでは」と、つい上乗せしたくなる季節でもあります。新年度(4月)を意識し始めることで、成果の見える化や進度の確認に気持ちが傾きやすいからです。
 しかし、パルキッズの学習設計は、ここで親が頑張り始めると崩れやすい構造になっています。パルキッズが前提にしているのは、「勉強として伸ばす」ではなく「環境として積み上げる」という作りです。つまり、親の努力で密度を上げるのではなく、条件を満たした音環境を淡々と回すことで、結果が後から追いつく設計です。
 その条件が、インプットは大量に・繰り返し・無意識での3つ。ここから逆算すると、◯分・◯回は「推奨」ではなく「必要条件」になります。本号で扱うのは精神論ではなく教務の仕様です。結論を先に言えば、◯分=総量を担保する仕組み、◯回=通過回数を担保する仕組みであり、両方そろって初めて「無意識」が成立します。2月は足す季節ではなく、設計に立ち返って崩さない季節です。ここが本稿のまとめでもあります。


インプットは「大量に」

インプットは「大量に」 パルキッズの教務の核は、「理解させる」より先に「英語が存在する環境を成立させる」ことです。言語は、理解の積み上げでできるというより、音が繰り返し通過し続けた結果として、脳側が言語として処理するモード”に切り替わることで獲得が進みます。だからこそ、量の評価軸は「何をどれだけ覚えたか」ではなく、「その日、英語の音がどれだけあったか」になります。
 ここでよく起きる誤解が、「内容が濃いほど良い」「集中して聞いたほうが良い」という発想です。もちろん、あとで学習として磨く段階では密度が効いてきますが、少なくとも音環境づくりの段階では、密度を上げようとした瞬間に量が落ちます。親が「今聞くよ」「ここ大事だよ」と介入すればするほど、英語はイベントになり、日常の中から消えていきます。
 だからパルキッズは、量を時間で担保する設計を採っています。いわば「毎日の生活の中に、一定量の英語が常在している状態」を作るための◯分です。量を時間で見ているのは、子どもの反応や親の満足度のような主観を排し、家庭でも再現できる客観指標に落とすためでもあります。  教務的に言い切るなら、こうです。「量は理解で担保しない。量は存在時間で担保する」。


インプットは「繰り返し」

インプットは「繰り返し」 次に「繰り返し」です。ここでの繰り返しは、暗記のための反復練習とは違います。狙いは、同じ音が何度も通過することで、脳がその音列を材料として扱い始める状態を作ることです。言い換えるなら、聞こえているのに処理していない状態から、処理しているのに自覚できない状態へ移す。パルキッズが求めているのは、この移行です。
 この移行を起こす上で重要なのが、「長いものを1回」よりも「短いものを何回も」です。パルキッズでは、約10〜15分程度のコンテンツを繰り返し流す構造になっています。これは家庭内の言語環境でも同じことが起こっています。例えば親御さんがお子様に語りかける内容、親御さん同士で話す内容を思い出してみましょう。お子様はいつも同じような内容の音声を繰り返し聞いていますよね。正確に言うのであれば、同じワードを少しずつ違うフレーズで繰り返し聞いています。そうすることによって、自然なインプットになるのです。
 繰り返しについてはもう一つ役割があります。家庭学習が崩れるとき、崩れ方はだいたい「週末まとめ」「一発長時間」「気まぐれ」になります。これらは量があっても、繰り返しによって得られるメリットが消えてしまいます。


インプットは「無意識で」

インプットは「無意識で」 3つ目が「無意識で」。これはスローガンではなく、運用上の最重要条件です。無意識とは「放置」ではありません。無意識とは、子どもが「頑張らなくても成立する入力」のことです。ここを取り違えると、親が「聞かせる」から「聞かせようとする」に変わり、急に難易度が上がります。
 子どもに「聞きなさい」「集中しなさい」と言った瞬間、入力は学習イベントになります。学習イベント化すると何が起きるか。
 親は「やらせる側(指導者)」になり、管理コストが増えます。そして、子どもは「やらされる側(生徒)」になり、抵抗が出ます。結果として、継続が不安定になるのです。
 言語獲得において、継続の不安定さは致命的です。ここで重要なのは、言語獲得の初期段階では、成果は見えないことです。見えないのに管理を強めると、親の疲労だけが増えます。無意識の入力は、親子双方のエネルギー消費を最小化し、継続を最大化します。
 だからパルキッズは、短時間×繰り返しで「生活導線に埋め込む」設計を採っています。朝の支度、食事の準備、帰宅後、入浴前後など、家庭の決まった動線に英語が差し込まれると、子どもは聞く努力を要求されません。ここで初めて、大量です/繰り返します/無意識ですが同時に成立します。3条件はバラバラではなく、連動しているのです。


「◯分・◯回」は、守るための設計

「◯分・◯回」は、守るための設計 最後に、教務として最も言いたいことをまとめます。パルキッズは「足せば足すほど伸びる」構造ではありません。むしろ、家庭が自己流で上乗せし始めると、3条件のどれかが壊れます。量を増やそうとしてイベント化し、無意識が壊れる。密度を上げようとして回数が減り、繰り返しが壊れる。結果として、やっているのに前に進まない感覚が出る。これは教材の問題ではなく、仕様から外れたときに起きる典型例です。
 ここで大切なのは、「守るべきもの」を明確にすることです。

 ・総量(◯分)を落とさない
 ・繰り返し(◯回)を崩さない
 ・無意識(やらせない)を壊さない

 この3点を守れば、家庭は設計どおりに進みます。逆に言えば、忙しい日でも守るべきは「完璧」ではなく「仕様」です。教務的には、「今日はできなかった」より、「仕様を外したやり方に変えてしまった」のほうが影響が大きい。だから、増やすより、変えるより、壊さない。
 そして2月にもう一つ加えるなら、入力は同じものの固定ではなく、反復しつつ更新されることで反応が保たれるという視点です。繰り返しは必要ですが、脳が完全に環境音化するほど固定し続けるのは避けたい。パルキッズが家庭学習をシンプルにしながらも「回すだけで進む」形にしているのは、この反復と更新まで含めて設計しているからです。
 2月は、足したくなる季節です。だからこそ、足すより先に「仕様に戻す」。◯分・◯回は頑張りの目標ではなく、信じて回すための仕様書です。仕様を守ることが、結果的に最短距離になります。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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