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2020年12月号パルキッズ塾

Vol.92 | パルキッズ非売品プレゼント教材の使い方3

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2012/
小豆澤宏次『パルキッズ非売品プレゼント教材の使い方3』(株式会社 児童英語研究所、2020年)


 前回は、読みのルールを定着させ、読力向上に導く教材を4種ご紹介しました。今回は読力の次の段階である、読解力向上に有効な教材を3種ご紹介します。
 今回ご紹介する教材は、すべて読み物になっています。つまり単語単位で読めるようにするのではなく、多読の前段階として文章単位で英語に触れていく点において、楽しみながらお取り組みただける教材になっています。
 このあたりの教材が取り組めるようになれば、バイリンガル教育としてはほぼゴールに到達したと言ってもよいレベルです。英語のリズム回路があり、リスニング力が身につき、英語を日本語に訳すことなく、英語のままで理解でき、さらに文字を音声化できる力も備わっています。
 日本語で言うと小学1年生前後ぐらいのレベルです。読書ができるようにするためには、読む経験をいかに積むことができるかがポイントになります。そんな時に注意していただきたいのが、長編の本を選ばないことです。できるだけ1冊が短いものを選び、読み終えたという達成感をより多く経験できるようにしてあげましょう。
 この達成感の繰り返しが自信になり、自信がつくことで好きになり、そして能動的な学習ができるようになります。
 とはいえ親御さんがお子様のレベルに合う短編のコンテンツを探すとなるとなかなか骨の折れる作業です。そんな時に、今回ご紹介する教材を使っていただくとよいでしょう。


Yuma’s Notes & Anecdotes

特集イメージ2 『Yuma’s Notes & Anecdotes』は小学生で英検1級に合格したパルキッズ卒業生ゆまちゃんの書き下ろしエッセイです。ストーリーの数は全部で48ストーリー収録されています。文章の長さとしては最初は短いものから始まり、次第に長くなっていきます。
 内容はパルキッズ生のちょっとお姉さんの中学生の日常エッセイです。学校のテストの話、登下校中の話、同級生や先生との話、趣味や子供なりに考える時事問題についての話など、おもわず笑みがこぼれてしまうようなお話ばかりです。
 取り組み方は『アイキャンリード』などの絵本の取り組み同様、かけ流しをして暗唱に導くというものですが、私のおすすめはずばり音読です。音読に不安があるようであれば音声を流しながら一緒に読んでみるとよいでしょう。
 音声には高速プログラムも収録されておりますので、標準速が速いと感じてしまう場合は、音読をする前に高速音声を聞いてみましょう。標準速がゆっくりと聞こえて、音読が楽になるはずです。


Stories To Remember

特集イメージ3 『Stories To Remember』は日本でも読んだことのあるお馴染みの童話が10話収録された読み物教材です。「ジャックと豆の木」「美女と野獣」「シンデレラ」など、すでに内容を知っているものを英語で読むことで、知らない単語や表現が出てきても、容易に内容がイメージできるようになっています。さらに、そういった知らない単語や表現の語彙化の助けになるでしょう。
 1話あたりのボリュームも700語弱と多めで、小学生のお子様であれば1話読むのに30分程度と、読み応えもあります。
 取り組み方は、まずは付属の音声を流しながら音読をしていただくのがよいでしょう。どちらかというと素読のような取り組み方です。内容理解は二の次で構いません(すでに知っているストーリーですからある程度の予備知識があるでしょうから)。気をつけるのは正しい発音とリズムでしっかりと声に出して読むことです。また、正しい発音で読むためには口をしっかり開いて発声することも重要です。年頃のお子様であれば、ちょっと恥ずかしい気持ちもあるでしょうから、スマートフォンで撮影してあげるなどして、「発表」としての舞台を整えてあげる工夫をしてもよいでしょう。


Shall We Cook?

特集イメージ4 『Shall We Cook?』は先にご紹介した2教材のようなストーリー仕立ての読み物ではなく、読んで作って食べて楽しい、レシピ本になっています。  レシピは全部で12種類。お食事系からスイーツまでお子様でも作れるレシピが並んでいます。「レシピが読めるようになっても…」と思われるかもしれませんが、この中に出てくる単語って意外とよく見聞きします。特に映画やドラマの中、そして旅行でレストランで食事をする時のメニューを見るのにとても役立ちます。
 ハワイやグアムなど日本人観光客が多いところであれば、レストランのメニューも写真付きだったりで、英語ができなくても比較的イメージしやすいのですが、メインランド(アメリカ本土)のレストランでは容赦なしで英語のみのメニューが渡されます。そこには内容物、どのような調理がなされたのかが書いてあり、それを読んでどのような料理なのかをイメージするわけです。ぜひこの中の単語や表現に慣れて、メニューを読めるようにしてあげましょう。
 取り組み方は、幼児の場合、音声をかけ流して暗唱に導くよう書かれています。また小学生以上の場合は音声と一緒に文字を目で追い、音声と一緒に声に出して読んでみるようになっています。おすすめは後者です。ある程度読めるようになったお子様が、音声と一緒に音読する形で取り組みましょう。
 すべて読めるようになったら料理を作って食べてみるとよいですね。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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