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2017年5月号パルキッズ塾

Vol.49 | パルキッズで成果を出すためには「継続すること」 Part1

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1705/
小豆澤宏次『パルキッズで成果を出すためには「継続すること」 Part1』(株式会社 児童英語研究所、2017年)


イメージ1 英語教育というものはいたってシンプルなものです。「正しい方法で続ける」このひと言に尽きるでしょう。「正しい方法」についてはこれまで繰り返しお伝えしてきたので割愛させていただきますが、今回は「続ける」ということにスポットを当ててお話を進めていきましょう。
 弊社がご提供している英語教育プログラムはパルキッズです。ですから、今回のお話は「パルキッズを続けるには」ということになります。弊社がパルキッズプログラムをご提供してから約30年経ちます。これまでユーザー様の生活スタイルやデバイスやインフラの変化に応じて4回のメジャーチェンジを行い、現在のパルキッズは第5世代目となっています。とは言え、基本的なプログラムは変わっていません。変わったのは、より続けやすくなったということでしょう。
 現在のオンラインレッスンがついたパルキッズは間違いなく、これまでのパルキッズで一番続けやすい取り組み方法になっています。その証拠にパルキッズの継続率も家庭用教材としては非常に高い数字を残しています。
 しかし、その中でもやはり継続的に取り組んでいただけないご家庭があります。続けさえすれば間違いなく成果が出るわけですから、非常に残念で、我々の力不足を感じます。少しでも取り組みを中断してしまうご家庭が少なくなるよう、そして中断していた方が再開していただけるようなアイデアをお伝えしていきます。


| 取り組みスタート後につまずく原因「取り組み方法がわからない?」

イメージ2 中断されている方の取り組み状況を見ていると、ある傾向があることに気づかされます。それは取り組み開始後、1ヶ月も経たないうちに中断されている方が一定の割合でいらっしゃるということです。なぜ、こういったことが起こるのでしょう。
 原因は2つ考えられます。1つは取り組み方法を理解しないままスタートされてしまったパターン、2つ目はパルキッズの学習を「勉強」だと勘違いされているパターンです。まずは1つ目の理由からご説明していきましょう。
 パルキッズ(今回はパルキッズプリスクーラーを例にとってお話を進めます)の取り組み方はシンプルです。1)1日90分のかけ流し、2)1日3~5分のオンラインレッスン、3)月の後半に見るDVD、そこにプラスして取り組める子は4)任意でプリントに取り組みます。ですから必須の学習は1)~3)の取り組みになります。
 取り組みをスタートする際にちょっとまぎらわしいのが、スタート日によって取り組み方が少々異なる点です。ここさえクリアしていただければ、スムーズにスタートが切れるでしょう。(教材に同封している「取り組みスタートガイド」で図解していますので、開始前に必ずご覧ください。)


| 「1日から10日の間」に取り組みをスタートする場合

イメージ3 まず、取り組みのスタート日が、今月の1~10日だった場合です。この場合1)のかけ流しはSTEP1のCDを月末まで毎日1日90分かけ流し、翌月からSTEP2のCDに入っていきます。翌々月移行は毎月月はじめにCDを替えていきましょう。
 続いて2)のオンラインレッスンです。取り組み開始月は「復習レッスン」がありません。そのため計20レッスンあるSTEP1の「メインレッスン」のみに取り組みます。月末までに終わるよう、1日1レッスンのペースで進めていきます。
 翌月は、STEP2の「メインレッスン」を20レッスン、STEP1の「復習レッスン」を10レッスン、合計30レッスンに月末までに取り組みます。まずは「復習レッスン」10レッスンを10日までに、11日からは「メインレッスン」に入り月末までに終わらせるのが、おすすめの取り組み方法です。翌々月以降も同じように取り組みましょう。


| 「11日以降」に取り組みをスタートする場合

イメージ4 今月の11日以降に取り組みをスタートする場合には、少々注意が必要です。まず1)のかけ流しです。STEP1を月末まで流したとしてもインプット量としては少々もの足りません。そのため翌月も引き続きSTEP1のCDをかけ流します。STEP2に移るのは翌々月からとなります。4カ月目以降は月毎にCDを替えていけば良いので、詳しいご説明は省きます。
 続いて2)のオンラインレッスンです。1)のかけ流しは、今月から翌月いっぱい(1ヶ月半以上)STEP1を行うわけですから、計20レッスンあるSTEP1の「メインレッスン」は翌月末までに終了するように取り組みましょう。おすすめの方法としては、今月はかけ流しのみ行い、翌月に入ってからオンラインレッスンをスタートするというものです。早くからオンラインレッスンに取り組み、月をまたいで取り組むよりも、翌月になってからスタートして月末までに20レッスンに取り組む方が、わかりやすいようです。
 そして翌々月からは、まず10日間で「復習レッスン」に取り組み、11日からは「メインレッスン」に取り組みましょう。以降は翌々月と同じパターンで取り組みます。
 この仕組みをご理解いただければ、計画的にオンラインレッスンを習慣付けしていただけるでしょう。開始直後につまずくこともありません。


| オンラインレッスンは勉強じゃない?!

イメージ5 次に、開始直後につまずいてしまう、もうひとつの理由に迫ってみましょう。パルキッズの学習は「ながら学習」です。まず、1番重要なCDのかけ流しは意識して聞くものではなく、ただその音環境に身を浸すためのものです。
 いわゆる大人が考える「勉強」の場合、能動的に机に向かって何かを読んだり覚えたり考えたりするものですが、幼児の英語獲得の場合は、それとはまったく違います。音環境に身を浸すことで、本人の意志に関わらず「英語のリズム(リスニング力といってもよいでしょう)」を身につけてしまいます。だからこそ幼児期から英語教育をはじめるわけです。
 これはオンラインレッスンでも同じことが言えます。オンラインレッスンの場合、かけ流しとは違い、意識的な学習であることは確かです。しかし、これを大人の勉強と同じに考えると失敗してしまいます。
 幼児教室に通ったご経験のある方であればお分かりかもしれません。幼児教室のレッスンは、基本的に親が付き添います。それは、レッスン内の取り組みを親が子にやって見せるためです。
 オンラインレッスンでも同様のことが言えます。オンラインレッスンを子どものやる気にまかせたり、能動的に取り組むのを期待してしまうと、なかなか親の希望通りに進まないため、中断してしまうのです。
 基本は、親がやって見せることです。そして「ママ、ぼくできるからやらないで!」と能動的にできる部分だけやらせてあげましょう。
 親がやってしまうと、効果が半減するように思われるかもしれませんが、幼児の学習方法としてはこの形が理想的です。親がやることでテンポ良くレッスンが進みますし、そもそも論理的な思考力が未熟な幼児期の子どもですから、インプット中心の受け身の学習の方が親子ともに負担がかかりません。結果、継続的に取り組めるのです。


| 取り組み開始直後につまずいている場合は、さっそく再開しよう!

イメージ6 上記の理由に心当たりのある方で中断している方は、今日からさっそく取り組みを再スタートしましょう。取り組みを再開する上で、1点だけ注意していただきたいことがあります。それは、過去を振り返らないということです。「あの時きちんとやっていれば…」人間ですから後悔することもあるでしょう。しかし、いくら後悔をしても中断していた時間を取り戻すことはできません。仕方ないのです。それよりも、まだ幼児・児童期のお子さまですから、これから継続的に取り組めば十分期待していた英語力を身につけることができます。
 「過去を振り返らず、前を見て再開をする」ぜひ、この思いで取り組みを始めてみましょう。正しい方法を理解して、勉強ではなく親がやってみせる、たったこの2つで取り組みはうまくいきます。
 次回は、取り組み開始直後ではなく、取り組みが習慣化していたのに中断してしまった方のためのリスタートの方法について触れていきます。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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