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2026年1月号パルキッズ塾

Vol.153 |子どもが学びを拒むとき、何が起きているのか

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2601/
小豆澤宏次『子どもが学びを拒むとき、何が起きているのか』(株式会社 児童英語研究所、2026年)


子どもが学びを拒むとき、何が起きているのか 新しい年を迎え、気持ちも新たに「今年こそは」と、お子さまの学びについて考え始めているお母さまも多いのではないでしょうか。1月は、生活リズムや学習環境を見直すご家庭が増える時期でもあります。その一方で、年末年始の流れから、これまで続いていた取り組みを急に嫌がるようになった、という声も少なくありません。
 映像コンテンツやオンラインレッスン、音声教材など、家庭学習の形が大きく進化した今だからこそ、「これだけ環境を整えているのに、なぜ?」と戸惑う場面も増えがちです。しかし、お子さまの「やりたくない」は、決して後退や失敗を意味するものではありません。むしろ、成長の過程で誰もが通る、ごく自然なサインです。
 今月号では、幼児期のお子さまが学びを拒むとき、その背景で何が起きているのかを整理しながら、AIやデジタル教材が当たり前になった今の時代に、親がどのようなスタンスで関わっていけばよいのかをお伝えします。新しい一年を、お子さまにとっても、お母さまにとっても、無理のない形でスタートさせるためのヒントとしてお読みください。


「やりたくない」は失敗ではない

「やりたくない」は失敗ではない 早期から教育に取り組んでいる親御さんが、もっとも心を揺さぶられる瞬間は、お子さまがある日突然、これまで続けてきた学習環境を拒むようになったときではないでしょうか。
「やりたくない」「つまらない」という一言は、その積み重ねてきた思いが強いほど、深く胸に刺さります。しかし、お子さまが取り組みを嫌がること自体は、決して失敗でも後戻りでもありません。実際に、パルキッズのようなデジタル学習環境の中で育ち、小学生で英検準2級以上に到達しているお子さまたちであっても、長い取り組みの途中で一度も嫌がらなかった例はほとんどありません。
 どれほどAIが最適化された教材であっても、どれほど映像や音声の質が高くても、子どもの成長には必ず波があります。一定のペースで一直線に伸び続ける子どもはいません。その揺らぎは、学習が順調に進んでいる家庭ほど、むしろ自然に現れるものなのです。


気分の揺らぎか、自信のサインか

気分の揺らぎか、自信のサインか 幼児期のお子さまが取り組みを嫌がる状態は、大きく分けて二つの意味合いで捉えることができます。一つは、その場その場の気分によるものです。昨日まで何の問題もなく触れていた映像コンテンツや音声教材を、理由もなく嫌がるようになることは決して珍しくありません。幼児が「この教材は効率が悪い」「この学習法は自分に合っていない」と論理的に判断して拒否しているわけではありません。
 多くの場合、その背景にあるのは空腹や眠気、体調の微妙な変化、あるいは他の遊びへの強い興味といった、ごく単純で一時的な要因です。この段階では、無理に取り組ませる必要はありません。お母さまが代わりに再生したり、「今日はここまでにしようか」と少し時間を置いたりするだけで十分です。
 一方で、この気分の揺らぎに対して、「毎日続けなければ」「今やらないと意味がない」と強く反応してしまうと、状況は変わってしまいます。ひとりでやらせようとしたり、成果を意識しすぎたりすることで、お子さまは「うまくできない自分」を意識し始めます。そうして、もう一つの段階、つまり自信を失い始めている状態へと進んでしまうのです。


「できないかも」が始まると長引く

「できないかも」が始まると長引く 幼児であっても、子どもは驚くほど敏感で、そして高いプライドを持っています。自分が「できない」と感じていることに対しては、最初から距離を取ろうとします。たとえ相手がAIであっても、画面の向こうに評価や正解・不正解があると感じれば、その緊張感は大人が想像する以上に強くなります。
 無理に答えを求められたり、「どうして分からないの?」と問い詰められたりすることで、「自分はできない」という感覚は確信に近いものになっていきます。そして、その感覚から自分を守るために、取り組みそのものを拒否するようになります。ここまで進んでしまうと、再び「やってみよう」と思えるようになるまでには、相応の時間が必要になります。
 だからこそ重要なのは、「嫌がる前に戻す」ことではなく、「嫌がっても大丈夫」という空気を保つことです。気分の段階で、「今日はそういう日なんだね」と受け止めてもらえた経験は、お子さまにとって大きな安心感となり、次に戻ってくる力になります。学習の継続を支えているのは、教材そのものではなく、この安心感なのです。


2026年の家庭学習で大切なこと

2026年の家庭学習で大切なこと 具体的な関わり方として大切なのは、家庭学習を「やらせる場」にしないことです。かけ流し音声は、聞こえているかどうか分からないほどの音量で構いません。オンラインレッスンや映像コンテンツも、親御さんが見るつもりで再生しておくだけで、学習環境としての役割は十分に果たしています。
 反応を求められる場面では、親御さんが代わりに答えても問題ありません。正解かどうかよりも、「一緒に関わっている」「一緒に画面を見ている」という感覚が、お子さまの緊張を和らげます。ドリルのようなアウトプット学習についても、負担が大きければ一度離れて構いません。アウトプットは、年齢が上がってからでも十分に追いつくことができます。
 AIやデジタル環境が進化した2026年だからこそ、家庭学習で本当に大切なのは、「毎日完璧にこなすこと」ではありません。「いつでも安心して戻ってこられる学習環境」を守ることです。その環境がある限り、お子さまの学びは、止まることなく、必ず次の段階へと進んでいきます。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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