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2022年5月号パルキッズ塾

Vol.109 | 効果的な子どもの叱り方

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2205/
小豆澤宏次『効果的な子どもの叱り方』(株式会社 児童英語研究所、2022年)


効果的な子どもの叱り方 子育てをしていると、当たり前ですが我が子を叱らなければいけない場面があります。親御さんも人間です、親心で叱ろうと思っていてもその日その時の感情で怒ってしまう場合もあるでしょう。ちなみに、叱ると怒るは違います。叱るは「相手の非を指摘、説明し、厳しく注意を与える」ことです。一方、怒るは「不満や不快なことがあって腹を立てる」ことです。
 子どもは天才ですが未熟です。知らないことがたくさんあります。時間をかけなければ理解できないこともあるでしょう。叱るというのは、子どもが知らないことで(または未熟なことで)行ってしまった失敗を「いけないことである」と教える行為です。
 今回は私が20年以上幼児教育に携わってきた経験から得た、感情的にならない、怒らない「叱り方」についてここで解説してみようと思います。
 子どもを叱るというのは体力も必要ですし、親御さんが自身の感情と折り合いをつけるのも大変です。この方法は子どものためというのもありますが、親御さんの子育てが少しでも楽になることを願って書いています。それがひいてはお子様の教育に役立てば幸いです。


まずは「叱る」「叱らない」の線引きをしよう

まずは「叱る」「叱らない」の線引きをしよう みなさんはどんな時に我が子を叱りますか?叱る場面があらかじめ整理できていると、突発的に襲ってくる感情に負けることはありません。まずは「叱る」「叱らない」の線引きをしてルールを明確にしていきましょう。  私が子を叱る場面は大きくわけて3つあると考えています。ひとつずつ見ていきましょう。

①命の危険がある場合

 子どもたちの好奇心は時に恐怖を麻痺させてしまいます。子どもたちもその行動が危険だと知っています。しかし好奇心がその恐怖を超えた時に危険な事故が起こってしまうのです。高いところから飛び降りてみたり、触ってはいけないものに触ってみたり、いつもとは違う使い方をしてみたり…子どもたちは理科の実験をしているぐらいの感覚でやってしまいます。しかしそれは時として命の危険に晒されます。その線は超えてはいけない、それを叱って教える必要があるのは言うまでもありません。

②他人に迷惑をかける場合

 子どもたちは夢中になると周りが見えなくなります。夢中になると公私の区別がつかなくなるのです。レストランや電車の中で騒いでみたり、公共のものを自分のもののように扱ってみたり。それだけではありません。夢中な子同士がぶつかると、つい他の子と喧嘩になることもあるでしょう。これらは他人(公)に迷惑をかける行為です。これも叱って教える必要があります。

③約束を破る

 最後は主に親子間で生じる場合です。親子間では日々さまざまな約束がなされています。幼児期であれば「あと10分でお出かけをするからおもちゃを片付けてね」といった生活に関わることが中心です。小学生になるとそこに宿題などの勉強に関わることも出てくるでしょう。大前提として「親子間で約束をしている(コンセンサスがとれている)」というのがありますが、その約束を破った時に、それを伝える必要があります。親御さんが一方的に「言わなくてもわかるでしょ」は通用しません。約束をしている場合にのみ叱ることができるのは覚えておいてください。


叱り方は「その時に具体的に行為だけ」

叱り方は「その時に具体的に行為だけ」 叱る時は子どもが前述の①から③のいずれかの行動をしたその時に行う必要があります。お家の中であればできますが、公の場であれば、親御さんも恥ずかしいかもしれません。しかし、叱ることを先送りにしてしまうと、子どもたちには響きません。これは私たち大人全員が協力しなければいけないことですが、子育て中の親御さんがいつでもどこでも子どもを叱ることができるように心がけていきたいものです。
 なぜ現行犯で叱らなければいけないのでしょうか。それは子どもの時間の感覚と大人のそれとでは違うからです。昨日のことでも変化の少ない大人からするとつい昨日のことですが、日々目まぐるしい変化の中で生きている子どもにとってはずいぶん前のことになります。また大人は時系列で簡単に思い出すことができますが、子どもにとって思い出すという行為はなかなかハードルが高いものです。よく覚えていないことで叱られても子どもには響きません。できるだけその場で伝えるようにしましょう。
 また、「あの時〇〇だったよね」と後から叱るのが常態化してしまうと、自分を責める癖がついてしまいます。本来は行為がいけないのであって、その子自身がいけないわけではないのに、後から言われることで行為がぼんやりとしてしまい、自分が悪いように思えてくるのです。こうすることで自己肯定感を下げる一因になる、自分を責めるクセがついてしまうのです。
 あと、叱る時は具体的に伝えましょう。前述の通り、子どもは「知らない」のです。「何をやっているんだ!」と言っても「何?」となるわけです(もちろんなんとなくはわかっていますが)。子どもの目を見て、どの行為がいけなかったのか、具体的に伝えてください。説明は必要ありません。30秒以内で、声を荒げず、簡潔にいけないことだけを伝え、終えましょう。
 ちなみに叱った後に、必要以上に我が子に優しくしたり、気を遣う必要はありません。叱られると優しくしてもらえる、というのはおかしなことですので、叱った後はいつも通りで結構です。


できれば「叱った記録」をつけよう

できれば「叱った記録」をつけよう 女性の間で流行っているジャーナリングというものをご存じですか?これはスマートフォンのアプリで、その時の気持ちを書くことで、自己を客観視し、感情をコントロールするという方法です。
 叱る場合も同様に感情のコントロールが必要になります。
 まずスマートフォンのメモ機能などを活用し、2つのことを記してください。1つ目は「なぜ叱ったのか」です。我が子のどういった行動を叱ったのかを書きましょう。またそれが前述の①から③のいずれに該当するのかも書いてください。これをすることで、叱る時に決まったルールに則ってできているか、叱るのではなく、親御さんの都合だけで怒っていたのではないかが見えてきます。
 2つ目は「どのように叱ったのか」です。ここでは我が子に伝えた内容を書きましょう。できるだけ詳細に再現してください。これをすることで我が子に的確に短時間で伝えることができているかを確認することができます。こういう言い方をした方がよかったなど、次につながる改良点も見つかるかもしれません。
 以上の2つを記してください。最後に注意点です。「必要以上に反省しない」です。親御さんも人間です。怒っていまう場合もあるでしょう。そこで必要以上に反省しないことです。また自分で書きながら、または書いたものを後から見返して、反省する点も多々あるでしょう。しかし、この行為は親御さんが反省するためのものではありません。自己を客観視することで親御さんの心の健康を保つためのものです。次のためのヒントにしてもよいですが、必要以上に自分を責めたり反省しないようにしましょう。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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