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2019年10月号パルキッズ塾

Vol.78 | 賢い子を育てるための子どもへの接し方

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1910/
小豆澤宏次『賢い子を育てるための子どもへの接し方』(株式会社 児童英語研究所、2019年)


特集イメージ1 普段はパルキッズの教務担当ということで、主にパルキッズの取り組みについてのお話が中心ですが、今回はちょっと趣向を変えてお話しをしてみましょう。
 というのも、最近、親族や友人の未就学児の子どもたちと触れる機会が多く、彼ら彼女らへのパパ、ママの接し方を見ていて、色々と感じることがあったので、今回は「賢い子を育てる」ために、親はどのようにして子どもたちに接するとよいのかについて書いてみましょう。
 私も今は現場を離れているので、子どもと接する機会はずいぶん減りましたが、レッスンで子どもたちに接している時は、自分の中で主に3つのことに気をつけていました。
 講師と親とでは子どもへの接し方が違うのではと感じる方もいらっしゃると思いますが、意外と参考にしていただけるところが多いので、ぜひこの方法をお試しください。
 特に取り組みの時のお子様の様子が大きく変わるかもしれませんよ。


興奮しない

特集イメージ2 子どもに接する上で、一番大切なのは「ひとりの人間として子どもを見る」ことです。こう書くと少々仰々しいですが、要は子ども扱いしないということです。確かに子どもたちは、感情のまま、気分で行動しますし、言葉を発します。しかし、これだけ吸収力のある期間は今をおいて他にはありません。この時期に子ども扱いすることで、正しく、大量の情報をインプットする機会を逃してしまいます。
 以上を前提に、3つのルールをひとつずつご紹介していきましょう。
 まずひとつ目が「興奮しない」です。これは子どもではなく「親」です。子どもを見ると途端に声が高く大きくなる方をよく見ます。親でわが子にこれをする方はなかなかいないかもしれませんが、子どもと遊んでいる時に、そして取り組みの時に「楽しませよう」という思いから、ちょっとした興奮状態になることはありませんか? 実は幼児教室の先生でもこうなる方は少なくありません。
 周りの大人が興奮状態になると、子どもも同様に興奮状態になります。「キャッキャッ」と大きな声で騒ぎ出します。一見楽しんでいるように見えますが、これはただ興奮状態にあるだけです。
 無意識の学習において、一番効率の良い状態はリラックスしている状態です。脳波がアルファ波の状態などと言われることもありますが、私は脳科学者ではないので、詳しくは述べません。ただ、これまで多くの子どもたちを見てきて、リラックスしている状態の時が最も学習していると言えることはは間違いありません。
 私は子どもと接する時は、大人と話す時と同じ声の高さと大きさで話すようにしています。もしかすると大人と話している以上に落ち着いて、静かに話しているかもしれません。
 すると、子どもたちは、落ち着いて私の声に耳を傾けます。私の問いかけに冷静に反応し、話しを聞いているということがよくわかります。
 これが情報をインプットする上での、受け手(子ども)の状態としては理想的です。ぜひ子どもと話しをする時は、大人と話しをする時よりも、冷静に、優しく、静かな声で話しをしてあげましょう。


赤ちゃん言葉を使わず、正しい言葉を使う

特集イメージ3 次のルールは言葉使いです。赤ちゃん言葉使わない、です。これも前述同様に子どもを子ども扱いすることで起こってしまうことなのですが、なぜ赤ちゃん言葉を使ってはいけないのでしょう?
 子どもにとっては赤ちゃん言葉も正しい言葉も同じ日本語で、難易度なんて考えてはいません。身近かそうでないかの違いはありますが、身近な言葉であれば子どもたちは、すぐに吸収してしまいます。
 せっかくスポンジの様に吸収できるこの時期に、赤ちゃん言葉をインプットする理由はありません。正しい日本語を与える方が効率的です。
 私は子どもたちに赤ちゃん言葉は使いません。もちろん、身近な単語、または短い単語に置き換えることはあります。例えば「コンクリートミキサー車」が目の前を通った時に、子どもの様子を見ていて、「大きい」とか「車」といった単語が語彙化されていれば「大きい車だね」と置き換えることはあります。その時は必ず「大きい車だね。コンクリートミキサー車かな」と正しい名前も付け加えることも忘れません。
 また、赤ちゃん言葉を使わないだけでなく、正しい言葉を使って、より多くの情報を与えることも必要です。例えば一緒に公園を子どもと散歩していたとしましょう。公園では他の子どもたちが様々な遊具で遊んでいます。そんな時、どういう言葉がけをしていますか?  私は詳細な状況描写を言葉を使ってするようにしています。例えば「向こうに帽子を被ったお兄ちゃんがいるね。何をしているんだろう?ブランコをしているね。楽しそうだね。こっちのピンクのお洋服のお姉ちゃんは何をしているのかな?ジャングルジムかな?ジャングルジムは登って遊ぶんだね。あのお姉ちゃんは上手に登っていくね。一番上まで登ったよ。どうやって下りるんだろうね。ちょっと見ていようか?足と手を上手に使って足から下りていくんだね。」といった具合です。
 一見すると独り言を言っているようですが、それがとても大切です。子どもたちの返答を無視して勝手に質問と回答を繰り返しているようですが、このテンポがとても大切です。
 こうやって話しをしていても子どもたちは、上手に合いの手を入れてきます。
 自分がかけ流しのCDになったつもりで、正しい日本語を大量にインプットしてあげましょう。


子どもの間違いを指摘して終わりにしない

特集イメージ4 子どもたちはよく間違った発言をします。行ったことがない場所で、「ここ来た!」とか、食べたことないのに「これ好き!」とか、ですね。こういう間違いや意識していないウソが気になる親がいます。
 子どもたちは間違っているとか、ウソをついているという自覚はまったくありません。おそらく大人の発言をマネしたり、ちょっと言ってみたぐらいの感覚です。
 そんなとき「あなた来たことないでしょ!」とか「食べたことないくせに」で終わりにしていませんか?
 私は子どもたちがそういう発言をしたとき、まずは受け入れて、それを切っ掛けにルール2の独白を始めたり、ちょっと質問をしたりするようにしています。
 例えばシャインマスカットを始めて食べる子が「これ好き」と言ったとしましょう。私はまず「ぶどうが好きなんだね。どこが好きなのかな?甘いところかな?ちょっと酸っぱいところかな?これは皮も食べられるんだよ。シャインマスカットって言うんだよ。きれいな緑色だね。食べてみようか?おいしいね」といった具合です。
 ちなみに最後の「おいしいね」というフレーズも重要です。ここで「おいしい?」とか「酸っぱくない?」「大丈夫?」といった声かけはしません。マイナスのイメージを引き出してしまいますからね。必ず「おいしいね」というプラスのイメージをインプットするようにしています。

 さて、3つのルールについて解説してきましたが、最後に1つだけ注意を。これはあくまでもご自身が注意するに留めて下さいね。おじいちゃんやおばあちゃん、周りの人たちはついつい子どもを興奮させたり、赤ちゃん言葉を使ったりしてしまいます。それが気になる方もいらっしゃるでしょうが、子どもたちにとっての言語環境は親です。親がきちんと上記を注意していれば、周りがルールに則っていなくても大したことはありません。おじいちゃんおばあちゃんには自由にさせてあげてくださいね。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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