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2023年4月号パルキッズ塾

Vol.120 | 子どもの英語嫌いは怖くない

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2304/
小豆澤宏次『子どもの英語嫌いは怖くない』(株式会社 児童英語研究所、2023年)


子どもの英語嫌いは怖くない 春になると英語学習サービスの露出が増える時期です。私は市場動向を見るために、必ずこの時期は英語学習サービスの「売り文句」に注目し、世の中のトレンドを見るようにしています。
 少しずつ社会のトレンドとともに変わってはいくものの、基本的には「楽しい」「好きになる」といった子ども側のモチベーションをキープする方向と、「国際感覚が身に付く」「将来への自信になる」といった明るい将来をイメージさせる方向に分かれます。
 どちらも昔からある謳い文句なのですが、パルキッズでは重要視することはない「楽しい」「好きになる」がいまだに使われているのはなぜなのかがどうしても気になります。
 言語学的には「楽しい」「好きになる」といったものが言語獲得とは関係ないことを、今となっては多くの方が知っています。しかし、この文句にどうしても惹かれてしまう、その心理はどこから来るのでしょうか?
 私が想像するに、それは多くの親御さんがその逆だったからではないでしょうか。つまり、親御さんが「英語が苦手・嫌いだった」「英語が楽しくなかった」わけです。そのトラウマが根深く、自分と同じ経験をさせたくない、だからこそ「楽しい」「好きになる」方向に舵を切ってしまうのではないでしょうか。
 子どもが英語を嫌いなってしまうのは、パルキッズでもご法度なのですが、その対策として「楽しく」「好きにさせる」というのは少々乱暴な気がします。そうしなくても、子どもを英語嫌いにせず、しっかりと英語学習を進めることができる方法について、今回は考えてみましょう。


子どもは本当に英語が嫌い?

子どもは本当に英語が嫌い? そもそもの話になりますが、「嫌だ」と言っている子どもたちは本当に「英語が」嫌いなのでしょうか?
 パルキッズをこれからスタートする親御さんからのご相談で、「うちの子英語が嫌いなのですが、パルキッズをやっても大丈夫でしょうか?」というものがよくあります。なぜ親御さんはそう思ったのか、おそらく英語学習を嫌がるのでそう思われたのでしょう。しかし、子どもたちは英語が嫌いで英語学習を嫌がっているのでしょうか?私はこの点において極めて懐疑的な立場です。
 ちょっと考えてみましょう。もし英語が嫌いだとして、英語の何が嫌いなのでしょうか?文法が難しいから?スペルが覚えられないから?聞き取りが難しいから?とまあちょっと思いついたものを挙げてみるとこんな感じでしょうか。ただこれって幼児、小学生が考えるようなことなのでしょうか?
 そもそも幼児や小学生の低学年のお子様の場合、英語を定義することができない子がほとんどです。つまり何なのかよくわからないものが身の回りにある感覚なんですね。そのため子どもたちは、英語のことを英語とは言わず、「としお君が話しているやつ」とか「パルキッズ」「ディズニー」といった感覚で英語をとらえています。
 そんな子どもたちが先の理由で英語を嫌いになるということは考えにくいでしょう。これらの理由は英語を科目として勉強する中学生以降に生じるものです。
 では、英語学習を嫌がる子どもたちの本当の理由は何なのでしょうか?


英語嫌いになる原因

英語嫌いになる原因 幼児・児童が英語学習を嫌がる原因は、私の過去の経験から次の3つが挙げられます。①気分が乗らない、②試されるのが嫌、③叱られたりがっかりされるのが嫌です。ひとつずつ詳しく見ていきましょう。まず「①気分が乗らない」です。幼児・児童の学習は私たち大人が想像している以上に気分の波があります。眠い、お腹が減った、遊びたい、およそ勉強嫌いの理由としては考えられないような気分の波で、「嫌だ」を連発してしまいます。
 次に「②試されるのが嫌」です。親御さんとしてはお子様の学習の進捗をどうしても確かめたくなります。ついつい「りんごを英語で言うと何?」とか「りんごの絵を指さしてこれは英語で何?」とお子様の英語力を試してみたり、突然親御さんが子どもに英語で話しかけ、子どもが英語で返答するのを求めたり、どのご家庭でも一度はやってしまったことがあるのではないでしょうか。これ、子どもたちからすると怖いようです。突然親御さんからの圧が強くなり、何か正しいことを言わないとヤバい、そんな雰囲気を感じ取り、「知らない」「嫌だ」「わからない」と答えます。英語学習時にこういったことが繰り返されることで、英語学習が嫌いになってしまうようです。
 最後が「③叱られたりがっかりされる」です。②と被るところがありますが、子どもが思った通りの答えを出さなかったり、お勉強を積極的にやらなかったりすることで、親御さんはついつい叱ったり、がっかりしたりをしてしまいます。言われたことをがんばってやっているのに、叱られたり、がっかりされたり…。子どもたちからすると理不尽極まりなく、嫌になるもの仕方ありません。


英語嫌いにならない学習方法

英語嫌いにならない学習方法 子どもたちが英語学習を嫌いになるのは、英語自体を嫌になるということではなく、外部環境に原因があることがお分かりいただけたと思います。ただ、これは言い換えれば、外部環境の問題なので、親御さん側でコントロール可能であるということになります。子どもたちが英語学習を嫌いになるのを防ぐことは、親御さんの心がけひとつで十分可能であるということです。
 ではどのように心がければよいのかについてフォーカスしていきましょう。
 簡単に言えば、先にご紹介した原因を排除すればよいわけです。まず、「気分が乗らない」という点において。これはどうしようもありません。幼児・児童の学習です。中高生のそれと比べると、机に向かってしっかりと能動的にお勉強というわけにはいきません。そもそもそれを期待すること自体に無理があるという前提を理解してください。その上で、子どもの機嫌が悪くならないタイミングを探すことです。例えばお腹が空いている時、眠くなる時を避けるのは難しいことではありません。夕食の前や、寝る前になってからの取り組みを避ける。これだけで結構です。また、いつも同じ時間帯に取り組むのも効果的です。歯磨きや洗顔のように習慣化することができれば、こういった気分のムラを防ぐことができます。
 次に「試されるのが嫌」「叱られたりがっかりされるのが嫌」について言えば、まさに親御さんの心がけひとつで改善できる部分です。試さない、叱らない、がっかりしない。これを徹底してください。成果を見たいのは私もよくわかります。しかし言語獲得というのは、それなりに期間がかかりますし、英語をどれぐらい理解しているかはプロの先生でもなかなかわからないところです。実際に成果として感じられるのは、読めるようになってからです。それまでは、お子様の環境づくりに集中していきましょう。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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