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2013年07月号パルキッズ塾

Vol.03 | 学習習慣をつけるための3つのルール

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1307/
小豆澤宏次『学習習慣をつけるための3つのルール』(株式会社 児童英語研究所、2013年)


特集イメージ1 お母様は大変ですが、子どもたちにとっては待ちに待った夏休みに入ります。田舎に里帰りをして自然の中で遊んだり、家族で旅行に出かけ普段することのできない体験をしたりと、各ご家庭で様々な計画を立てていらっしゃることでしょう。一方でこの約1カ月間の休みの過ごし方次第で大きく力を伸ばす子と、埋めることができないぐらいの差をつけられてしまう子に分かれてしまうというちょっと怖い時期でもあります。
 夏休みを前にするとよく言われるのが「時間のある夏休みに取り組みを習慣化をしよう!」ということ。果たしてそうでしょうか。子どもたちは幼稚園や学校がないため、それまでの生活のルーティンがなくなります。しかも帰省や旅行などのイベントがそこに重なり、毎日同じ時間に取り組みを行うことが難しくなってきます。夏休みは取り組みを習慣化しやすい時期というよりも、逆にこれまでの習慣が崩れてしまう危険な時期であると言えます。それだけに、もう一度帯を締め直して取り組みの習慣化を徹底していきましょう。この習慣化が難しい時期にそれができれば、2学期に入って再びルーティンな毎日が始まっても楽にその習慣を継続できるはずです。
 『パルキッズ』では取り組みの習慣化をお伝えするに当たって2つのグループに分けて考えます。ひとつ目はCDのかけ流しを中心とした無自覚の学習をしているグループ。ふたつ目は『トーキングトレーナー』や『ジュニアパル』などのジュニア教材を使って自律した学習を行うグループです。年齢的には大まかにわけて前者は未就学児童で後者は小学生です。
 ひとつ目のグループの習慣化に関しては子どもというよりも親が取り組みを習慣化できるかどうかです。つまり、CDをかけ流したり、ドリルをやらせるなどの環境作りが取り組みの中心なので、親の力だけで習慣化を100%コントロールできるのです。
 それよりも習慣化が難しいのはふたつ目のグループです。親だけでなく子どもの意識によって習慣化の出来不出来が左右されてしまうからです。それだけに今回はふたつ目のグループ、つまり自律学習を行わなくてはならない子どもたちに、英語学習をどのように習慣化させるか中心にお話を進めていきます。
 まず、私が講師をしていた頃、自律学習ができないときに出る代表的な理由は3つありました。1つ目は「時間が確保できないから」2つ目は「子どものやる気がないから」3つ目は「子どもが言うことをきかないから」です。言ってみればこの3つの壁をクリアすれば自律学習はほぼ達成されると考えて良いでしょう。この3つの壁をクリアするためのキーワードは「時間」「目標」「ルール」です。それでは、この3つのキーワードについて、寄せられたご質問を見ながら考えていきましょう。


| 取り組む時間がない?

特集イメージ2 Qこの春から『トーキングトレーナー』を開始しました。しかし学校の宿題や他の習い事もあって本人が「忙しい」といって取り組みが毎日できていません。毎日の英語環境が必要だとはわかっているのですが、取り組みの時間を確保するのに何か良い方法はありませんか?(7歳2カ月)

 私が『パルキッズ』の指導を始めてから10年ほどになりますが、10年前から違和感を感じていたのが、子どもたちの口から出てくる「忙しい」という言葉です。確かに宿題や習い事で英語に割く時間は少ないのかもしれませんが、何でもかんでも「忙しい」という言葉ひとつで時間を作らない癖をこんなに小さな時からつけてしまうのはどうかと思います。これは周りの大人が「○○ちゃん、ママは今忙しいから後でね」と言っているのを聞いてまねをしていることが想像できますから大人も十分に気をつける必要がありますね。
 さて、『トーキングトレーナー』の取り組み時間の確保ですね。『トーキングトレーナー』の取り組み時間は約20分程度です。加えてドリルなどに取り組んでも30分程。受験生ならいざ知らず1日30分の取り組み時間を確保できないほど忙しい小学校低学年の子どもはいないでしょうから、おそらく問題は「時間の作り方」にあると考えられます。
 取り組み時間の作り方で一番良い方法は朝学習を行うことです。まず、朝学習を行うためには早寝をする必要があります。昭和の時代では考えられませんが、最近は夜の9時を過ぎてもスーパーやコンビニで親と一緒にいる子をよく見かけます。この子たちは朝学習などできるはずもありません。事実、小学3年生から6年生の主要4科目のテストで平均95点以上をとる成績上位者の半数近くは午後9時より前に就寝しており、12時以降に就寝する子はいません。逆に70点未満の成績下位者では9時前に寝る子はおらず、20%が12時以降に寝ています。遅くとも夜9時に寝て、朝は交感神経に切り替わる5時~6時の間に起床するのが理想的です。登校に1時間かかるとして家を出る7時半までに少なくとも1時間半あります。30分を登校の準備に、30分を『トーキングトレーナー』の取り組みに、そして残りの30分でゆっくりと朝食を摂ることで、英語の取り組み時間を確保できるだけでなく、成長ホルモンにも好影響を与えることができます。また、時間の作り方を一度知ってしまえば「忙しい」のひと言を免罪符にする必要もなくなります。学校がない夏休みは朝学習を習慣化させる絶好の機会です。ぜひ実践して下さい。


| やる気がない?

特集イメージ3 Q『ジュニアパル』と『英検ドリル』に取り組んでいます。小学2年生になるのですが一向に自分から取り組みをすることができません。毎回親が「やりなさい」といって渋々取り組むといった状態です。こんなにやる気がない様子だと取り組んでいても意味がないような気がします。(8歳1カ月)

 子どもの仕事は勉強です。親は衣食住に学を加えた全てにおいて子を100%サポートしています。その親が良いと判断して教育を行っているわけですから、子どもは親が決めた教育に「NO」という権利はありません。やると決めたら何と言おうがやらせればよいです。とはいえ言われたから仕方なく勉強するわが子を見ていると親の心が折れてしまう気持ちはよくわかります。楽しくとは言わないまでも、少なくとも自律した学習をしてほしいものです。そのために必要なのは「目標」と「計画」です。ただ「英語ができるようになるから」と毎日取り組みをしていても、子どもには目標が漠然としすぎていてよくわかりません。まずは具体的な目標を立てましょう。それには「英検」を目標に据えることをおすすめします。今であれば「10月の英検を受ける」とまず子どもと一緒に目標として決めてしまいます。その次は「計画」です。これも子どもと一緒にゴールである10月の英検から逆算して毎日の取り組みスケジュールを練っていきます。『ジュニアパル』と『英検ドリル』を10月の英検までのスケジュールにまず入れ込み、さらに試験1カ月前から英検の過去問題を追加します。これらの取り組みを全てスケジュール化し、子どもが目標の10月に向けて今日は何をしなければいけないのかがひと目でわかるようにします。これだけで子どもの意識が英検というゴールに向き、取り組むことに意味を見いだすことができます。英語はやる気の問題ではなく、日々の取り組みをこなすだけで力は自然についていきますが、自律した学習へ向かわせるためには親がこの様に「目標」と「計画」を示してあげることで、子どもの学習に対する意識を変えることができます。


| 言うことをきかない?

特集イメージ4 Q 息子は小学3年生で、現在『トーキングトレーナー』に取り組んでいます。英語の勉強だけでなく学校の宿題も嫌がってなかなかやりません。取り組みをさせようとすると毎日ケンカになってしまい、言う方の私が参っています。言うことをきかせる良い方法はありませんか。(8歳8カ月)

 毎日「取り組みなさい」と嫌がるわが子に命令しなければならないお母様の辛さはよくわかります。「やれ」と言われて渋々取り組む、または完全に拒否されてしまう、こんな毎日を繰り返しているうちに親の方が精根尽き果てて、ついには何も言わなくなり自然消滅的に取り組みがストップするというのはよくあるパターンです。ただ、辛いからと言って子どもを放置し、自律学習の習慣がないまま、中学、高校へと進むのは非常に危険です。英語だけに限らず、コツコツと自律学習で学習経験を積み重ねた子との間に努力では何ともならないほどの大きな差ができ、行きたい大学にも行けず、結果就きたい職業にも就けないという想像したくない未来が待っています。この問題を解決するために、取り組みを「受動的」なものから「能動的」なものに変えていきましょう。そもそもこうなった原因は親が命令して子が取り組むという「命令・実行」の流れを作ってしまったことにあります。それを「約束・履行」という形に変えてしまえばよいのです。まず、子どもと一緒に学習計画を立てます。そしてその計画は親の命令ではなく、子どもが決めたことであるということを確認し、コンセンサスをとります。翌日から取り組みを開始しますが、おそらく1週間も経たないうちにサボり始めます。サボっているのがわかってもその場で叱ってはいけません。就寝する時間になったら「今日は取り組みをしなかったわね」とひと言声をかけます。ただ、ここで無理矢理取り組ませてはいけません。「今日は忘れちゃったけど、もう疲れているから寝なさい。明日はがんばろうね」と声をかけます。子どもはそれに対して素直に首を縦に振るはずです。そして翌日、自分から取り組んでいれば良し、もしまたサボっていたら「昨日約束したよね」と声をかけるだけで「ああ、そうだった」と取り組みを始めます。基本的に子どもは約束を守ります。「命令・実行」ではなく「約束・履行」の形に持っていくだけで、自分の責任で取り組みを行っているという意識が芽生えます。もちろんその後もサボることがあるでしょうが、その度に約束をとりつけていけばよいでしょう。

 この夏、楽しい思い出だけでなく自律学習の習慣化ができれば、これほど有意義な夏休みはなかったと後から振り返って思えるでしょう。2学期が始まる頃には生まれ変わったように成長したわが子を想像しながら、根気よく自律学習の習慣化をサポートしてください。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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