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2013年06月号パルキッズ塾

Vol.02 | 自宅でできる!絵本の暗唱に導くコツ

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1306/
小豆澤宏次『自宅でできる!絵本の暗唱に導くコツ』(株式会社 児童英語研究所、2013年)


特集イメージ1 今月は自宅での取り組みの中で一番お母様の頭を悩ませる絵本の暗唱の取り組みについてお話しします。今は口からでなくても大丈夫、とわかってはいるけれど、わが子が暗唱ができないと不安になり、「どうしてできないのだろう」と思い悩み、結局最後まで取り組めず中断してしまう。そんなことにならないよう、今回の記事は1度限りではなく、行き詰まった時にはぜひ繰り返しご覧ください。
 さて、絵本の暗唱は将来お子さまが英語で読書ができるようになるための第一歩と言えます。読書に関する格言は枚挙にいとまがありませんが、アメリカの有名な俳優/コラムニストのウィル・ロジャースの言葉で「A man only learns in two ways, one by reading, and the other by association with smarter people.(人間は2つの方法でしか学ばない。ひとつは読書。もうひとつは自分よりも賢い人間と付き合うことだ)」というものがあります。アメリカでは子どもたちに読書を習慣づけるために、学校、図書館、サマースクールで「リーディング・プログラム」という特別プログラムが実施されているぐらい、読書と教育の関係性が注目されています。
 繰り返しますが、読書から読解力を身につけるための第一歩が「絵本の暗唱」です。まだ文字が読めない幼児期のお子さまは、お母様に繰り返し絵本を読み聞かせてもらい暗唱します。そして文字と音との関係性に気づき始め、音読ができるようになり、語彙が増え、読力が上がるとともにより長い文章の本が読める様になっていきます。すると自然に知識も増え、高い言語力へとつながっていくわけです。
 パルキッズ・プログラムでは皆様に日々のかけ流しと同時に『I Can Read!』の絵本の暗唱に取り組んでいただいています。そして、パルキッズを卒業するころには『ハリーポッター』を始めとしたネイティブの小学2年生レベルの児童書を読めるぐらいの読解力を身につけられるようご指導しています。今回はその「絵本の暗唱」の取り組みをご家庭でスムーズに取り組んでいただける秘訣をQ&A方式でお伝えしていきます


| いつ暗唱を始めるの?

特集イメージ2 Q『パルキッズ・プリスクーラー』のかけ流しは順調にできています。そろそろ『I Can Read!』の暗唱を始めた方がよいのではないかと検討しています。いつぐらいから暗唱の取り組みをスタートすればよいのでしょうか。(2歳3カ月)

 1日90分の『パルキッズ』のかけ流しが順調に進んでいるようですね。お子さまの年齢的にも『I Can Read!』の暗唱の始め時かもしれません。
 ここで暗唱を始めるにあたっての目安を見ていきましょう。  まずは経験的な視点から。小学生のお子さまであれば、かけ流しが有効な期間が残りわずかですから『パルキッズ』と同時に暗唱の取り組みをスタートしていただくのがよいでしょう。幼児のお子さまは、まず『パルキッズ』のかけ流しで英語の音のインプットを半年ほど行い、かけ流しの習慣がついてからのスタートでよいでしょう。
 続いて身体的な視点から。絵本の取り組みは暗唱を行うわけですから、身体能力的に暗唱が可能になるのを待たなくてはいけません。母国語である日本語さえ喃語しかでないのに、英語で暗唱ができるはずはありません。目安としては日本語で二語文が口から出れば、それが身体能力的な条件を満たしたと考えて良いでしょう。個人差はありますが1歳の後半から2歳半あたりがスタートできる時期と言えます。


| 暗唱が口から出てきません

特集イメージ3 Q『I Can Read!』のセットAに取り組んでいます。かけ流しとDVDによる読み聞かせは欠かさず行っていますが、子どもの口から英語が出てきません。とても心配ですが大丈夫でしょうか。(3歳5カ月)

 『I Can Read!』の取り組みで一番重要なのはCDによる音のインプットとDVD、またはお母様の肉声による絵本の読み聞かせです。口から出る出ないはお子さまの性格に依るところが大きいので気にする必要はありません。とはいえ、お子さまの口からひと言も暗唱が出てこないとお母様としては心配になりますよね。今回は暗唱を促すためにご家庭でもできる効果的なコツをご紹介します。
 まず、前提としてお子さまが暗唱することに対してプレッシャーを感じない状態を保つことが必要です。「暗唱するとママにほめられる」「自分は絵本読みが得意だ」と暗唱に対してポジティブなイメージを持たせると同時に、「できる・できない」を意識させないように注意しましょう。口から出させたい気持ちをグッとこらえ、「今はできなくてもそのうちできるようになるわ」と暗唱に対するこだわりを捨てるところから始めましょう。それによってお子さまも無邪気に伸び伸びと暗唱できる精神状態になります。
 その前提を守った上で『I Can Read!』セットAの Month6 に収録されている「What has tails?」を題材にテクニカルなコツをご説明しましょう。
 取り組み1週目の取り組みで大切なのはCDによるインプットです。「What has tails?」を含めこの1カ月間で取り組む4冊分の内容を1日8回、約20分かけ流しをしていきます。『パルキッズ』同様にごく低めのボリュームで行います。DVDに関しては月初めから見せても構いませんが、最初の1週目はひたすら音のインプットだけでも結構です。  2週目からはDVD(またはご購入特典としてついている「名前入りオリジナル絵本」を作ってお母様の肉声)で読み聞かせを開始しましょう。これは1日1回で構いません。お子さまが「もう少し見たいな」と思うぐらいのところで止めておくと、飽きさせずに1カ月間読み聞かせをすることができます。
 3週目からは「言えるところは一緒に言ってみようね」と声をかけながら読み聞かせをしていきましょう。DVDのスピードが速いようなら、「名前入りオリジナル絵本」を使って、お母様の肉声で少しゆっくり目のスピードで読んであげましょう。こうすることでお子さまに発語のチャンスを与えることができます。この時にお子さまの口から出なくても、あからさまにがっかりしたり、無理に口から出そうとしてはいけません。お母様が反応するときはお子さまの口から暗唱が出たときだけです。
 4週目は「一緒に読んでみようね」と声をかけます。まずは、表紙を見せ「What has tails?」とタイトルを読み上げます。表紙をめくると1ページ目にもタイトルが書かれています。タイトルを2回繰り返すことになりますが、そこはスキップせずにCD通り2回読みましょう。そして本文へと入ります。ページをめくってもすぐに文章が出てこないようなら冒頭の「A」もしくは「A dog」まで読み上げ、お子さまの口から出てくるのを5秒間待ちます。お子さまが「A dog has a tail.」と言うことができれば次のページへ移ります。口から出なければ残りの「has a tail」をお母様が読み上げます。次のページも同様に「A cat has a tail.」が出てくるのを5秒間待ち、口から出なければ冒頭の「A cat」をお母様が読み上げます。残りの文章が口から出てこなければ「has a tail」を読み上げます。根気がいる作業ですが辛抱強くこの作業を続けましょう。ここまでで全く口からでないようなら、お子さまに読ませることなく後はサラリとお母様が読んであげましょう。
 この地道な作業を続けることで、これまで暗唱をしなかった子でも、早くて3カ月、長い子でも1年ほどで暗唱ができるようになるでしょう。


| 暗唱ができないと叱ってしまいます

特集イメージ4 Q 最初のうちはとても順調に暗唱の取り組みができていたのですが、最近文章が長くなってきたせいか、暗唱が上手くいきません。いけないとはわかっているのですが、そんなわが子にイライラしてついつい叱ってしまいます。とにかくほめてあげないと、と思ってはいるのですが。(3歳2カ月)

 このお悩みはどんなお母様でも1回は通る道ですね。まずは暗唱ができなくなる原因を探ってみましょう。お母様がおっしゃるように、文章が長くなってきたこと、繰り返しが少なくなってきたせいもあるでしょうが、それよりもお子さまの3歳2カ月という年齢にその原因が隠れている様です。
 実はこの年齢のお子さまは母国語である日本語の完成期を迎えます。この頃のお子さまは英語よりもとにかく日本語に興味が向く時期です。お母様が英語を口にすることも、CDやDVDで日本語以外の音を聞くのも嫌がります。また何でもかんでも日本語に訳してくれとせがんだりもします。せっかくお母様が一生懸命かけ流しをしても、お子さまに「イヤだ」「嫌い」「わからない」と言われるとお母様としてはとても辛い気持ちになりますよね。そこでついつい叱ってしまいます。ただ、この日本語に興味が向く時期は永遠には続きません。半年も過ぎれば自然と消えていきます。お母様も「ちょうど日本語が上手になる時期なのかしら?」と暗唱が出てこないことを気にせずサラリと流してあげるとよいでしょう。
 また、叱るのはいけませんが、ほめることも実はあまり効果的ではありません。もちろんお子さまががんばったことに対してほめるのは必要ですが、とにかくほめればよいというわけではありません。お子さまもなぜ自分がほめられているのか、その理由がはっきりしていないと「なんでママはほめてくれるんだろう?」とクエスチョンマークが頭に浮かびます。そこで効果的な方法が「驚く」ということです。「上手ね」と何万回言い聞かせるよりも、一度驚いて見せる方がより効果的です。  さらに、何に対して驚いているのかを具体的に伝えるとよいでしょう。「今の dog の発音がアメリカ人みたい!」「そんな難しい単語はママも知らないわ!」と具体的に伝えることでお子さまも自分ができるようになったことを客観的に理解し、暗唱に対する自信を積んでいきます。まずは暗唱のハードルを可能な限り下げてください。そうすることで、お子さまの暗唱の様子に驚くことができるポイントがたくさんあることに気づくでしょう。
 暗唱が上手くいくか、いかないかは、お子さまの自信に依るところが大きいと言えます。このようにお母様がお子さまの成長を具体的に伝えることでそれがお子さまの中で成功体験として記憶されていきます。この成功体験を日々重ねていくことが大切です。  近年はスマートフォンの登場により、お子さまの暗唱の様子をその場で撮影して見せてあげることもできるようになりました。自分が暗唱している様子をお母様に撮ってもらって、それを見て楽しむのも成功体験を効果的に重ねる手段として利用できますね。

 パルキッズ・プログラムのゴールである読解力を育てるためには、まず「暗唱」の取り組みを成功させることです。お子さまが近い将来、ペーパーバックの英書をひとりで読んでいる姿を想像しながら、お子さまの小さな口から英語がこぼれ出る様子に目を細めながら、日々楽しく『I Can Read!』に取り組んでくださいね。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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