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2018年5月号ハワイアン子育てジャーナル

Vol.84 | 英語は英語で身につける

written by 船津 徹(Toru Funatsu)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://www.palkids.co.jp/palkids-webmagazine/hawaiian-journal-1806
船津徹「英語は英語で身につける」(株式会社 児童英語研究所、2018年)


| 英語は英語で教えることが原則

 日本人に英語が身につかない一番の原因は、英語を日本語に訳そうとする頭の使い方だと私は考えています。「長年努力したけど英語が身につかない!」という人は(無意識に)英語を日本語に訳して理解しようとしています。この思考習慣を変える、英語を英語で理解する思考に切り替えることができれば、英語は短期間で身につくのです。
 バイリンガルと呼ばれる人たちは頭の中に日本語と英語、二つの思考回路を持っています。日本語を話す時は日本語思考、英語を話す時は英語思考というように、話す相手に応じて思考スイッチを切り替えているのです。
 バイリンガルは言葉を翻訳しません。その言語のまま聞き取り、理解し、返答できます。日本語を話す時は日本語で考え、英語を話す時は英語で考えているのです。言語思考の切り替えができるようになると、二カ国語に留まらず、三ヶ国語でも、四カ国語でも短期間で身につけられるようになります。


| 日本語に訳す習慣を排除する!

 そもそもどうやって子どもは日本語を身につけたのでしょうか?お母さんが日本語で話しかけ、あやしかけ、歌いかけ、絵本を読んであげたのではないでしょうか。子どもは母親が繰り返し話しかける言葉のリズム、言葉の強弱(語気)やトーン、母親の表情、その時の状況などから言葉を理解していくのです。辞書で意味を確認しながら日本語を身につけたという子どもは一人もいません。
 子どもに英語を教える場合、英和辞書はできるだけ使わずにピクチャーディクショナリーやシソーラス(thesaurus)と呼ばれる類語辞典で英語を英語のまま理解する方法を教えてあげてください。また英語のアニメやYouTube動画などを見せることも英語で英語を理解する助けになります。
 日本の学校英語教育は訳読式の指導が主流です。辞書を片手に英文を一語一句日本語に翻訳する方法を学んでしまうと、英語を見聞きした時に日本語に訳そうとする頭の使い方をしてしまうのです。家庭で子どもに英語を教えるポイントは、学校で訳読式を学ぶ前に、英語で思考する習慣を身につけさせることです。


| 外国人と接しなくても英語思考は作れる!

 「英語で思考するには外国人とコミュニケーションしなければならない!」そう思い込んでいる方がいるかもしれません。もちろん子どもが外国人と多く接することができれば理想ですが、日本国内で日常的に英語を話す相手を見つけるのは難しいですね。でも日本で外国人と接することなく英語思考に浸れる方法が一つだけあります!
 それが「英語のリーディング」です。ネイティブ向けに書かれた英語の本を読むことによって英語思考に浸ることができるのです。ポイントは「ネイティブ向けに書かれた本」を読むことです。子ども向けの本は躍動感&リズム感ある英語で書かれたものが多いですから、英語思考に浸る最高の教材です。
 英語の本を読んでいる時、子どもは英語を発音しています。黙読している時も心の中で発音しています。子ども同士、あるいは子どもと大人が会話している場面を含む本を読めば、それはネイティブと英語でコミュニケーションしているのと同じことなのです。子ども向けの本には「会話オンリー/Dialogue Only」で書かれた本も多くありますから、それらをぜひ活用してください。


| 内容理解よりも流暢に読めることが先!

 英語のリーディング力を育てる原則は「理解よりも流暢に読めること」です。英語を読み始めの子どもに「読むこと」と「理解すること」を同時に要求すると、必ず読書スピードが遅くなります。内容の理解はしばらく横に置いておき、流暢に読むことに専念させましょう。
 人間の脳は素晴らしい能力を持っていますが、二つの作業を同時処理することは苦手です。流暢に読むことにフォーカスしながら、頭の片隅で意味を考えていると、脳の処理スピードは遅くなり、学習効率が下がってしまいます。
 これは日本語を習い始めた子どもを観察すると一目瞭然です。ほとんどの子どもは文字を「読むこと」に集中するので、読み終わっても内容を全然覚えていません。子どもに「内容を考えながら読みなさい」と指示すると、読書スピードがさらに遅くなり、読んだそばから内容を忘れていき、いつまで経っても理解が伴わないという悪循環に陥ってしまいます。
 まずは英語を読むことだけに集中させましょう。英語の活字に慣れ、読書スピードを向上させることが先なのです。英語の活字に対する抵抗感がなくなり、英文をスラスラと読めるようになったら簡単な本の「多読」によって読解力を育てていけばよいのです。
 子ども向けの英語の本にはグレードレベルやリーディングレベルが記載してありますので、それを参考に子どものレベルに合った本を選びましょう。レベルがはっきりしない場合、最初の数ページを子どもに読ませてみましょう。1ページに読めない単語が4〜5個以上ある場合、難しすぎる本と判断してください。

 世界で活躍できる子どもを育てる方法について、詳しくは「世界標準の子育て」をぜひご一読ください!


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プロフィール

船津 徹(Funatsu Toru)

1966年福岡県生まれ。1990年明治大学経営学部卒業。教育コンサルタント。米国法人TLC for Kids代表。大学卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。「パルキッズ」「パーフェクトイングリッシュ」など、しちだ式英語教材制作に従事。2001年ハワイ州、ホノルルにて移民のための学習塾TLC for Kidsを設立。2015年にはTLC for Kidsカリフォルニア州トーランス校を設立。アジア諸国からの移民子弟を中心に4000名以上の子どもの教育に携わる。同氏が手掛けたフォニックス教材は全米で25万人の教師が加盟するアメリカ最大の教育リソースサイト「OpenEd」による「最も効果がある教材部門」で第2位にランクイン。音楽と演劇を組み合わせた独自の教育メソッドは全米で注目されている。著書に『アメリカ最先端の英語習得法』(現代書林)。一男の父。一人息子は日本語・英語・中国語を操るトリリンガル。バラック・オバマ大統領の母校ハワイのプナホウスクールを卒業。ドナルド・トランプ氏の母校であるペンシルバニア大学ウォートンスクールに在学中。

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