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2016年6月号ハワイアン子育てジャーナル

Vol.60 | コミュニケーション力を育てる

written by 船津 徹(Toru Funatsu)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/hawaiian-journal1606/
船津徹『コミュニケーション力を育てる』(株式会社 児童英語研究所、2016年)


特集イメージ1 アメリカの学校に通い始めた日本人の子どもが最初にとまどうのが、日米のコミュニケーションスタイルの違いです。自分の立場や意見を明確にする、授業中に積極的に発言する。日本では先生の話を聞いてさえいればよかったのに、アメリカでは授業に参加することが求められます。
 多様なバックグラウンドを持つ人たちによって社会が構成されているアメリカは、文化や言語の違いによる誤解を最小限に抑えるために「明確に言葉で表す」コミュニケーションスタイルが一般的です。アメリカ人の自己表現がストレートなのは、自分の考えを押し通すためでなく、ミスコミュニケーションを減らし問題解決や意思決定をスムーズにするためです。


| 高度なバイリンガル

特集イメージ2 高度なバイリンガルは日本語と英語の言語運用能力が優れているだけでなく、日米の文化的な違いにも対応できます。アメリカ人と接する時はアメリカ的スタイル、日本人と接する時は日本的スタイルというように、状況に合わせてコミュニケーションスタイルを使い分けることができます。
 アメリカ人相手に日本的なあいまい表現や遠回しな言い方をしても相手に理解してもらえません。同様に日本人相手にアメリカ的なストレートな表現をしたり、上下関係を無視した言葉使いをしたら、すぐに集団からつまはじきにされてしまいます。
 伝える内容は同じでも、相手に応じて「伝え方」を変えられるのが高度なバイリンガルです。そんなバイリンガルたちを観察すると、日本語を話す時と英語を話す時では声のトーン、表情、ジェスチャーが変ることがすぐに分かります。


| 言葉で表現する力を育てる

特集イメージ3 日本人家庭で育った子どもはストレートな表現が苦手です。もちろん日本人の子どもだって意見や自己主張を持っています。ただそれを「言葉で表現する」機会が少ないのです。「以心伝心」「空気を読む」は世界では通用しません。必要な時には自分の考えを言葉で表現できるように導いてあげましょう。
 やり方は簡単です。親子の会話に「なぜ?」「どうして?」を増やせばよいのです。「◯◯ちゃんは水泳が好き?」という質問に「嫌い!」と子どもが答えたら「なんで水泳が嫌いなの?」と、すかさず聞き直します。子どもは「水が怖いから」「つめたいから」など、理由を説明してくれます。会話の中に「なぜ」を増やし、理由を説明することを習慣づけるけるのです。
 また、あいまいな表現を使わないように注意してください。子どもがゲームを欲しがっています。「みんな持ってるから僕にも買ってよ!」これに対してお母さんは「みんなって誰?」と聞き返してください。子どもは具体的に「たかし君が持っているから自分も欲しい」と説明してくれます。
「お母さん、あれ取って」と子どもが言えば「あれって何?」と聞き返します。
 他にも「それ」「何となく」「ちょっと」「いつも」などの、あいまいな言葉を子どもが使った時は「ママ分からないから説明してもらえる?」と聞き返してください。もちろん両親があいまい言葉を使わないように普段から言葉使いには配慮しなければなりません。


| 演劇のテクニックを活かす

特集イメージ4 子どものコミュニケーション力を向上させる優れた習い事が「演劇」です。演劇は言葉だけでなく、声のトーンや表情や身体の動きを駆使して伝える技術です。演劇を習うことによって、世界中の人たちとスムーズに意思疎通できる高いコミュニケーション能力を手に入れることができます。
 伝わりやすい発声や発音の方法、表情やジェスチャーを駆使した表現、人前で堂々と話す技術。欧米の学校では演劇は子どもたちのコミュニケーション力を高めてくれるツールとして授業に盛んに取り入れられています。ぜひお子さんの習い事に「演劇」を検討してください。


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プロフィール

船津 徹(Funatsu Toru)

1966年福岡県生まれ。1990年明治大学経営学部卒業。教育コンサルタント。米国法人TLC for Kids代表。大学卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。「パルキッズ」「パーフェクトイングリッシュ」など、しちだ式英語教材制作に従事。2001年ハワイ州、ホノルルにて移民のための学習塾TLC for Kidsを設立。2015年にはTLC for Kidsカリフォルニア州トーランス校を設立。アジア諸国からの移民子弟を中心に4000名以上の子どもの教育に携わる。同氏が手掛けたフォニックス教材は全米で25万人の教師が加盟するアメリカ最大の教育リソースサイト「OpenEd」による「最も効果がある教材部門」で第2位にランクイン。音楽と演劇を組み合わせた独自の教育メソッドは全米で注目されている。著書に『アメリカ最先端の英語習得法』(現代書林)。一男の父。一人息子は日本語・英語・中国語を操るトリリンガル。バラック・オバマ大統領の母校ハワイのプナホウスクールを卒業。ドナルド・トランプ氏の母校であるペンシルバニア大学ウォートンスクールに在学中。

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