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2014年06月号ハワイアン子育てジャーナル

Vol.36 | アメリカの移民について

written by 船津 徹(Toru Funatsu)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/hawaiian-journal1406/
船津徹『アメリカの移民について』(株式会社 児童英語研究所、2014年)


特集イメージ1 ハワイのTLCにはアメリカ移住を実現した家庭の子どもたちが通っています。2001年の開校当時は日本人が圧倒的に多かったのですが、最近は日本人が減少傾向。その一方で、中国、韓国、台湾などのアジア諸国からアメリカへ移住してきた家庭が多くなっています。
 ひと昔前は移民というと、経済的成功を夢見て海外へ渡るケースがほとんどでした。しかし、現在は経済的成功者たちが、子どもによりよい教育と社会的成功を与えるために移住してくる傾向が強くなっています。
 UCLAのある研究によると、中国や韓国などのアジア移民の子どもは、医師や弁護士などの専門職に従事する割合、高収入層に占める割合、そして博士号を取得する割合とも、米国生まれの白人よりも高いことが分かっています。


| なぜアメリカを目指すのか

特集イメージ2 アジア系移民がアメリカを目指す理由は大学のレベルの高さです。世界大学ランキングでは、アメリカ東部8大学で構成されるアイビーリーグを始め、アメリカの名門私立大学がトップを独占しています。
 「The World University Rankings」によると、2013年のランキングは1位がカリフォルニア工科大学、2位がハーバードとオックスフォード、4位スタンフォード、5位MITとアメリカ名門私立大学が名を連ねています。トップ50大学のうち30大学がアメリカで、日本勢は23位の東京大学1校です。
 アメリカの私立大学がランキング上位を占めている一番の理由は「資金力」です。豊富な資金力を背景に研究環境を整え、世界中からノーベル賞クラスの教授を集めています。これが大学の研究レベルを高め、知名度を高め、より優れた学生の獲得につながっているわけです。
 大学別ノーベル賞受賞者数を見ると、1位ハーバード(151名)、2位コロンビア(101名)、3位ケンブリッジ(90名)、4位シカゴ大学(89名)、5位MIT(83名)とケンブリッジ大学以外はアメリカの私立大学で占められています。ちなみに日本では東京大学と京都大学が各8名ずつです。


| 日本人学生は激減

特集イメージ3 アジア系移民がアメリカの名門大学を目指していることは明らかです。2013年のハーバード大学の国別在籍者数(アメリカを除く)を見ると、1位中国(722名)、2位カナダ(568名)、3位韓国(293名)、4位インド(264名)、5位イギリス(212名)、6位ドイツ(163名)、7位シンガポール(137名)とアジア諸国の台頭が目立ちます。日本は88名でここ数年横ばいですが、アメリカへの留学者数は減少の一途をたどっています。
 日本人留学生が減少している原因は経済的理由と考えられています。実際にアメリカの私立大学の学費の高さは尋常ではありません。アイビーリーグではハーバード大学が1番高く年間の学費だけで4万ドル。寮費、食事代、教科書代などを入れると約6万ドル(600万円)です。学部を卒業するだけで2500万円、医者や弁護士などの高学位を目指すとなると、さらにこの倍近い授業料が必要です。


| なぜアジア諸国の学生は増えているのか?

特集イメージ4 ではなぜ中国、韓国、台湾、シンガポールといったアジア諸国からの学生は増加しているのか?これらの国々の経済発展が著しいことは言うまでもありません。しかし、日本よりも人口がはるかに少ない韓国から300名近いハーバード生を生み出しているのは普通ではありません。  日本以外のアジア留学生が増えている理由は国際競争の激化です。日本では国内経済や就職が比較的安定していますが、アジア諸国は既に世界的な競争に巻き込まれています。つまり国内競争だけに目を向けていては就職も成功も勝ち取ることができないのです。だから学費がいくらかかっても世界最高峰の教育を与え子どもの国際競争力を高めようと必死なのです。


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プロフィール

船津 徹(Funatsu Toru)

1966年福岡県生まれ。1990年明治大学経営学部卒業。教育コンサルタント。米国法人TLC for Kids代表。大学卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。「パルキッズ」「パーフェクトイングリッシュ」など、しちだ式英語教材制作に従事。2001年ハワイ州、ホノルルにて移民のための学習塾TLC for Kidsを設立。2015年にはTLC for Kidsカリフォルニア州トーランス校を設立。アジア諸国からの移民子弟を中心に4000名以上の子どもの教育に携わる。同氏が手掛けたフォニックス教材は全米で25万人の教師が加盟するアメリカ最大の教育リソースサイト「OpenEd」による「最も効果がある教材部門」で第2位にランクイン。音楽と演劇を組み合わせた独自の教育メソッドは全米で注目されている。著書に『アメリカ最先端の英語習得法』(現代書林)。一男の父。一人息子は日本語・英語・中国語を操るトリリンガル。バラック・オバマ大統領の母校ハワイのプナホウスクールを卒業。ドナルド・トランプ氏の母校であるペンシルバニア大学ウォートンスクールに在学中。

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