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2019年08月号パルキッズ塾

Vol.76 | 子どもに「好き」「嫌い」を聞いていませんか?

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1908/
小豆澤宏次『子どもに「好き」「嫌い」を聞いていませんか?』(株式会社 児童英語研究所、2019年)


特集イメージ1 夏休みも8月に入って、そろそろ落ち着いてきたのではないでしょうか。実はこの時期に新しい習い事を始める方って4月に次いで多いんです。一学期の反省も踏まえて、ちょっと時間に余裕ができた夏休みに始めよう、という方が多いのでしょう。パルキッズでも、この時期はお問い合わせがとても多いですね。
 さて、新しいことを始める時に、子どもに「これ好き?」「これやりたい?」と聞くお母様がまだまだ多くいらっしゃいます。これは別に悪いことではないのですが、子どもたちは「好き」「嫌い」という時の判断基準は何なのかを知っておく必要があります。また、好きかどうかを聞いてもよい場合とそうでない場合があることを知っておきましょう。


子どもが「好き」という場合の理由は2つ

特集イメージ2 子どもが、特に小学校に上がる前の幼児が「好き」という場合は2つあります。そして実は私たち大人が思っている「好き」とはまったく違うことに驚きます。
 一つ目の理由が「親が喜ぶから」です。子どもたちは親なしでは生きていけないことを本能的に知っています。そのため、親の様子を常にうかがっています。どうすれば「親が喜ぶか」これを幼児ながらに考えています。特に周りのことが気になる女の子はその傾向が強いようです。
 「〇〇ちゃん、英語やりたい?どうする?」そう言われたら、どう答えるのが正解なのか、考えています。そして親が喜ぶ「やりたい」と答えるわけです。決して自分の将来のことを考えているわけではありません。
 そして二つ目の理由が「自分が得意だと知っているから」です。ご自身が子どもの頃を思い出してください。自分が好きだったことはありましたか?なぜ好きでしたか?絵を描くのが好きな方は、なぜ好きだったのでしょう?サッカーが好きな方は、なぜ好きだったのでしょう?おそらく得意だったからだと思います。私は掛け算が好きでした。それは、3つ上の兄が小学2年生の時に九九を暗唱しているのを聞いていて、当時年長だった私も覚えてしまいました。そしてそれを周りに披露すると、「すごい!幼稚園で掛け算なんて!」と驚かれた記憶が鮮明に残っています。私はそれがうれしくて、掛け算が好きになったのです。
 英語もそうです。英語を好きと答える子の多くは、自分が得意だと知っています。周りの子は褒められない中、自分は褒められる、他との比較で自分ができると知っているのです。


子どものせいにしない

特集イメージ3 いかがですか?大人が思っている「好き」とは全く異なることがわかるでしょう。以前もお伝えしましたが、お絵かきや、サッカー、ピアノ、バレエのような嗜みであれば、上記の理由をきっかけに習い事を始めたり、継続するというのは問題ありません。親がフォローさえしてあげれば子どもの判断に任せても、将来に大きな影響はありません。
 しかし、教育はそうではありません。特に英語教育は、お子様の将来に大きく関わる重要な判断になります。それを上記のような理由で決定することが危険であることがおわかりでしょう。
 よくあるのが、英会話教室に体験に行って、「楽しかった」と親がききます。子どもは上記のような理由で「楽しかった」と答えるわけです。そして数ヶ月後、「英語行きたくない」と駄々をこねた時に、「あなたが行きたいっていったんでしょ!」となるパターンです。よくありますよね。これは大した理由もないのに、その時の気分で子どもが判断したことに対して、子どもに全責任を負わせてしまうという残念な事例です。
 結局、大人が思っている「好き」と子どもが思っている「好き」の出所が違うことを知っていればこんなことは起こりません。


まとめてみましょう

特集イメージ4 まず、子どもの意見には深い理由はありません。その上で、将来に関わることでなければ、判断する練習になりますので、失敗してもよいので判断させてあげましょう。しかし、教育に関しては、親が責任を持って判断してあげましょう。この判断に子どもが意見を挟む余地はありません。
 ここまでの話は主に幼児のことについてですが、小学生になると、話は少々異なります。小学生の場合は、親がなぜそう判断したのか、理由を説明してあげましょう。「やる」ということは決定しているわけですが、どのように「やる」のかについては、お子さまと話し合ってください。
 これから新しい習い事を始める方は多いでしょう。ぜひ上記を参考にしていただき、習い事が続くよう工夫をしてみましょう。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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