船津 洋（FUNATSU HIROSHI）

1965年生まれ。東京都出身。上智大学外国語学部英語学科卒業（言語学専攻）。言語学者。上智大学院言語学修士。40年以上にわたり、幼児教室や通信教育などの教務を通じて子どもの英語教育と発達研究に携わる。特に、自身が開発した「パルキッズ」は音声を入口にした英語インプット教材として、30年を超えるロングラン教材となっている。現在まで累計で10万組以上の親子に対して、バイリンガルに育てるための指導を行っている。近年では「スローな子育てをしながら賢く育てる」という子育て法をまとめたオンライン講座「地頭力講座」を開講。英語だけでなく、日本語をはじめ言語学全般に指導範囲を広げている。著書にベストセラーとなった『たった「80単語」！読むだけで「英語脳」になる本』（三笠書房）のほか、amazonランキング1位を獲得した『ローマ字で読むな！』（フォレスト出版）、『子どもの英語「超効率」勉強法』（かんき出版）など、多数。

講演会ダイジェスト

幼児期（〜8歳頃）は、言語を吸収する力がとても高く、英語も“環境として置いておくだけ”でどんどん身につく時期です。本メソッドが強くすすめるのは、1日90分を目安に、英語の音声をBGMのようにそっと流しておくこと。強制したり、返事を求めたりする必要はありません。むしろ「ちゃんと聞きなさい」と言わないほうが効果的です。親御さんがつきっきりになる必要もなく、忙しいご家庭でも無理なく続けられる方法です。英語を日本語に訳さず“英語のまま理解する回路”が自然と育ち、この時期ならではの吸収力で、のちの読解や会話のベースが整います。「頑張らせなくていい」という安心感こそ、このメソッドの魅力です。

小学校に入ったら、幼児期に蓄えた“英語の音”に、少しずつ文字の情報を加えていきます。絵本を開きながら音声を流したり、文字読みのルールを学習することで、音と言葉のつながりが自然に形成されます。さらに、小学生は処理能力が高いため、音声を倍速で聞く「速聴」もとても効果的です。早い音を聞き取ろうとする過程で耳が鍛えられ、通常速度の英語がゆっくり聞こえるようになっていきます。この時期の学習は、「教え込む」よりも「触れさせる」ことが大切。ローマ字学習が本格化する前に英語音声との結びつきができていると、その後の文字読みのルールの学習や読み書きがスムーズになり、親の負担もぐっと軽くなります。

小学中学年になると、英語の音と文字のルールを学ぶこと、テンポよく声に出して読む「音読（素読）」がとても力を発揮します。幼児期にインプットした“聞ける英語”を、“読める英語”へと橋渡しする大切なステップです。読解力が育つと、英語力は一時的なものではなく、長く維持される「本物の力」になります。本書ではひとつの目安として「小学生で英検準2級レベル」を提示していますが、目的は資格取得ではなく“まとまった英文を英語のまま理解できる力”を持たせること。読めるようになると聞き取りも安定し、表現力も伸びます。家庭学習でも取り入れやすく、教育現場でも活用しやすい、再現性の高い方法です。

パルキッズ教材にお使いいただける3,000円クーポンをプレゼントいたします。3,000円クーポンは勉強会開催後、ご登録のメールにご案内をお送りいたします。

ご参加いただいた方から抽選で、講師・船津洋のサイン入り著書「子どもの英語超効率勉強法」（かんき出版）、「子どもの地頭力を鍛える子育て」（大和出版）、「たった80単語！読むだけで英語脳になる本」（三笠書房）、のいずれか一冊をプレゼントいたします。

※当選者には後日メールにてご連絡させていただきます。