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2012年08月号ハワイアン子育てジャーナル

Vol.14 | ハワイのバイリンガル事情 その14 ~異文化応用力を育てる~

written by 船津 徹(Toru Funatsu)


※本記事のテキストは無料で引用・転載可能です。引用・転載をする場合は必ず下記を引用・転載先に明記してください。

引用・転載元:
http://www.palkids.co.jp/palkids-webmagazine/hawaiian-journal-1208
パルキッズ通信2012年08月号ハワイアン子育てジャーナル『ハワイのバイリンガル事情 その14 ~異文化応用力を育てる~』(著)船津徹 ©株式会社 児童英語研究所


特集イメージ1 「ちゃんと手に持って食べなさい!」子どもがテーブルにお茶碗を置いたままご飯を食べているのを見てお母さんが注意します。日本ではごく当たり前の食事のしつけですが、アメリカでは食器を持ち上げて食べるのはマナー違反です。
 海外で生活していると、子どものしつけや行儀作法を日本流にすべきか、アメリカ流にすべきか判断に迷うことがあります。「日本人として日本の文化や価値観を身につけてもらいたいが、アメリカ社会でもうまくやっていける子に育ってほしい。」欲張りなようですが、バイリンガル育児を実践している親にとっては切実な願いです。
 結論から言いますと、世界中のどこに住んでいようと、親は自分の価値観に基づいた子育てやしつけをしてください。言葉と同様、子どもの価値観や道徳心を最初に育てるのは母親です。子どもは親の言葉から日本語を身につけ、親の行動から価値観、文化観を継承していきます。異文化で育つ子どもたちにとって親から与えられた言葉と文化は「アイデンティティ」の土台となるものです。この土台が不安定だと、自己形成の過程で葛藤を抱えることにつながります。


|親が多文化感覚を持つこと

特集イメージ2家庭では日本語を話し、和食を食べ、日本的な生活をしていても一歩外に出ればそこはアメリカ。学校ではアメリカ的価値観、アメリカ的行動様式、アメリカ的思考、アメリカ的愛国精神に基づいた教育が施され、子どもはアメリカ式の行動パターンに従うことが要求されます。
 海外で生活する子どもたちは毎日二つの言葉と文化の狭間に立たされて大変な思いをしているのです。揺れ動く文化アイデンティティの中で彼らが自己を見失うことなく異文化に適応していくには、まず親が二つの文化を客観的に観察し、両者のよい点を積極的に受け入れる柔軟性を持つ事です。そして、それぞれの文化的価値観を場面や必要に応じて選択できる「多文化感覚」を持つように心がけてください。
 世界は異質なものから成り立っていて、文化や習慣には上下や優劣はない。自分の文化を大切にするのと同じように他者の文化も尊重し受け入れる。郷に入れば郷に従う、そんな多文化意識を日常生活の場面で子どもに伝えていくことが親の大切な仕事です。


| 社会性を高める子育て

特集イメージ3 子どもに国際感覚を身につけさせたければ、日頃から積極性と社会性を伸ばす子育てを実践しましょう。いろいろな人と関わりたい、様々な体験をしたい、何にでもチャレンジしたい、という明るく前向きな心が育っている子ほど、異文化にスムーズに適応することができます。
 子どもの積極性を育てる原動力は「快感体験」です。 乳幼児期に快感体験が多い子どもほど自立心旺盛でやる気満々に育ちます。快感体験を経験させる一番の方法が「お手伝い」です。簡単なお手伝いを頼み、それができたら「助かったわ、ありがとう」と言って抱きしめて感謝をする。子どもは母親に抱きしめられ感謝されたことで大きな快感体験を得ることができます。  子育て上手なお母さんは子どもにお手伝いを頼み、快感体験を通じてやる気を育てる方法をよくご存知です。人に感謝される歓びと快感をたくさん経験してきた子どもは、学校生活だけでなく、生涯に渡って何ごとにも前向きで積極的な性格に育ちます。
 子どもが2、3歳でもどんどんお手伝いを頼みましょう。ただ、命令や指図で子どもを動かそうとしてはいけません。ささいなことでも必ず「頼むこと」から始めましょう。「○○ちゃん悪いけど、お母さんを助けてね」。そして、子どもがしてくれた後は「ありがとう、手伝ってくれて助かったわ」とギュッと抱きしめて感謝します。これで子どもは自分の働きがお母さんに必要だ、自分は役に立つ人間だという自信を持つことができます。


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プロフィール
船津 徹(Funatsu Toru) 1966年福岡県生まれ。1990年明治大学経営学部卒業。教育コンサルタント。米国法人TLC for Kids代表。大学卒業後、金融会社勤務を経て幼児教育の権威、七田眞氏に師事。「パルキッズ」「パーフェクトイングリッシュ」など、しちだ式英語教材制作に従事。2001年ハワイ州、ホノルルにて移民のための学習塾TLC for Kidsを設立。2015年にはTLC for Kidsカリフォルニア州トーランス校を設立。アジア諸国からの移民子弟を中心に4000名以上の子どもの教育に携わる。同氏が手掛けたフォニックス教材は全米で25万人の教師が加盟するアメリカ最大の教育リソースサイト「OpenEd」による「最も効果がある教材部門」で第2位にランクイン。音楽と演劇を組み合わせた独自の教育メソッドは全米で注目されている。著書に『アメリカ最先端の英語習得法』(現代書林)。一男の父。一人息子は日本語・英語・中国語を操るトリリンガル。バラック・オバマ大統領の母校ハワイのプナホウスクールを卒業。ドナルド・トランプ氏の母校であるペンシルバニア大学ウォートンスクールに在学中。

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