OUCHI EIGO GUIDE
おうち英語とは?
幼児・小学生が家庭で英語を身につける始め方と学習法
おうち英語は、英語を勉強として教え込むのではなく、 毎日の生活の中に英語に触れる環境をつくる取り組みです。
英語音声、絵本、動画、教材などを生活の中に取り入れます。
子どもにも親にも負担が少ない仕組みづくりが大切です。
聞くだけで終わらず、意味・文字・読解へ段階的に進めます。
このページでわかること
このページでは、おうち英語とは何か、家庭で英語環境をつくるときに何を大切にすればよいのかを整理します。親が英語を話せなくても取り組める理由から、「聞いてわかる」英語を意味・文字・読解へつなげる流れ、年齢や段階に応じた進め方までを解説します。
おうち英語とは
おうち英語とは、自然発生的に広まった言葉であり、公的・学術的に定められた明確な定義があるわけではありません。一般には、英会話教室や塾だけに頼らず、家庭の中に英語に触れる環境をつくり、子どもが日常的に英語を聞いたり、読んだり、口にしたりする取り組みを指します。
自宅で英語音声をかけ流す、英語絵本を読む、英語の歌や動画に触れる、英語アプリやオンライン教材を使う、親が英語で語りかけるなど、その方法は家庭によってさまざまです。つまり、おうち英語とは、特定の学習法ではなく、家庭で行う英語環境づくり全般を含む広い概念です。
おうち英語がうまくいっている家庭に共通するのは、家庭内に英語環境をつくり、英語を勉強として教え込むのではなく、日常的に英語音声に触れさせている点です。英語への苦手意識が育つ前に英語の音に慣れることで、リスニングや発音の土台を築けます。
おうち英語には、かけ流し、絵本、フォニックス、オンライン英会話、英文法など、さまざまな方法があります。重要なのは、それぞれを何のために、どの段階で使うかです。
おうち英語の基本
英語を教えることよりも、子どもが英語に触れ続けられる家庭環境をつくることが中心です。
おうち英語で大切なこと
おうち英語で大切なのは、家庭の生活に無理なく組み込み、十分な英語音声への接触を長く続けることです。動画、絵本、オンライン教材など方法はさまざまですが、音声の量と質を把握し、聞いた英語を意味・文字・読解へつなげられる形にします。
子どもに頑張らせすぎず、生活の中で自然に英語音声に触れられる形にする方が、無理なく続けられます。また、英語音声に触れる時間を安定して確保することも大切です。その時間が少なければ、英語のリズムや音のまとまりには十分に慣れられません。
無理がない
子どもに集中や暗記を強いず、生活の中で自然に触れられる形にします。
親の負担が少ない
親が英語を教えたり、毎日教材を探し続けたりしない仕組みが重要です。
十分な量を続ける
少しずつでも、毎日安定して英語音声に触れる時間を確保します。
親が英語を話せなくても、おうち英語はできます
おうち英語というと、「親が英語を話せないとできないのでは」と不安に思う方も少なくありません。
しかし、おうち英語の基本は、親が英語を教えることではありません。大切なのは、子どもが毎日英語音声に触れられる環境を作ることです。
親が英語で話しかけたり、発音を教えたり、文法を説明したりする必要はありません。英語音声を流し、必要に応じて教材や絵本に取り組み、生活の中に英語の時間を作ることができれば、おうち英語は始められます。音声付き絵本の利用なら、英語のお手本を音源に任せることもできます。
もちろん、親が英語で語りかけられる場合には、それも一つの方法です。ただし、親の英語力に依存すると、家族の生活パターンや親の熱量の変化に伴い長く続けることが難しくなる場合もあります。親が無理をせず、子どもも無理をせず、毎日続けられる形を作ることが大切です。
おうち英語を実力につなげるには
おうち英語は手軽に始められる一方で、英語に少し触れているだけでは、実力として定着しにくい場合があります。
ひとつは、英語に触れている時間が足りないことです。英語音声に触れる時間が少なければ、英語の音のまとまりやリズムに慣れることはできません。
もうひとつは、内容が安定しないことです。動画やアプリをその場その場で選ぶだけでは、子どもがどのような英語に、どれだけ、どの順序で触れているのかが見えにくくなります。
さらに、英語に慣れるだけで終わらせず、発達に合わせて、音声から意味へ、意味から文字へ、文字から読解へと段階的に進めることもできます。聞く力に加えて、読んで理解する力まで育てることが、おうち英語を実力につなげるためには欠かせません。
そのためには、英語音声に十分触れることに加えて、発達に合ったタイミングで文字や読解へ進む設計が必要です。この段階的な取り組みが、英検などで測定できる英語力にもつながります。
年齢・段階別のおうち英語おすすめ取り組み
おうち英語は、「何歳だからこの教材」というよりも、子どもの英語力の発達段階に合わせて取り組むことが大切です。英語も日本語と同じように、「聞いて分かる」力が育ち、その土台の上に「読んで分かる」力が育ち、さらにその先に「使える英語」が身についていきます。
英語耳を育てる
対象年齢:0〜7歳
まず大切なのは、英語をたくさん聞く環境を作ることです。毎日のかけ流しによって英語の音やリズム、イントネーションに慣れ、英語を英語のまま理解するための「英語耳(音声知覚)」を育てます。この時期は、話させたり覚えさせたりすることよりも、十分な音声インプットを続けることが何より重要です。
→ おうち英語とかけ流し読解力を育てる
対象年齢:2〜7歳
英語が聞いて分かるようになってきたら、フォニックスや絵本、多読を通して文字と音を結び付けます。耳で知っている英語だからこそ、文字も自然に理解できるようになり、「読める」だけではなく、「読んで分かる」英語力へと発展していきます。
→ おうち英語と絵本 → おうち英語とフォニックス英検にチャレンジ
対象年齢:8歳〜
読解力が育ってきたら、英検を活用して英語力の到達度を客観的に確認できます。英検は、身についたリスニング力・読解力・語彙力を確かめる指標であると同時に、級ごとの問題形式や作文、面接など、試験形式へ適応する経験として活用します。
おうち英語と英会話の役割の違い
英会話には、相手とのターンテイキングや即時応答など、実際のやり取りでしか得にくい経験があります。一方、英語をほとんど聞き取れない段階では、会話は自己紹介や定型フレーズの練習になりやすく、大量の音声入力を作る方法としては効率的ではありません。
おうち英語では、まず家庭で英語音声に十分触れ、相手の発話をある程度聞いて理解できるようになってから、オンライン英会話を「英語を使う場」として利用します。
おうち英語教材の選び方
おうち英語の取り組みは、年齢だけで決めるものではありません。同じ年齢でも、英語がほぼ初めての子と、聞けば理解できる子、簡単な英文を読める子では、次に必要な英語経験が異なります。
教材や取り組みは、「年齢」「これまでの英語経験」「現在の学習段階」から考えます。
よくある質問
おうち英語とは何ですか?
おうち英語とは、家庭の中に英語に触れる環境をつくり、子どもが日常的に英語を聞いたり、読んだり、口にしたりする取り組みのことです。英語のかけ流し、英語絵本、英語動画、英語アプリ、オンライン教材、親の語りかけなど、さまざまな方法があります。
おうち英語は何歳から始めるのがよいですか?
英語の音声環境づくりは、幼児期から始めると無理なく続けやすくなります。特に0歳から小学校低学年までは、生活の中に英語を取り入れやすい時期です。ただし、小学生以降でも、取り組み方を工夫すれば始めることはできます。
親が英語を話せなくても、おうち英語はできますか?
できます。おうち英語で大切なのは、親が英語を教えることではなく、子どもが英語音声に触れられる環境を作ることです。親が発音を教えたり、英語で話しかけたりする必要はありません。
YouTubeを見るだけでも、おうち英語になりますか?
広い意味では、英語動画の視聴もおうち英語に含まれます。動画と音声のかけ流しの違い、入力時間や音源の量・質の考え方は、「おうち英語とかけ流し」で詳しく解説しています。
おうち英語と英会話はどちらがよいですか?
どちらか一方だけで考える必要はありません。家庭で英語音声への接触を十分に作り、聞いて理解できる土台が育ってきたら、英会話を実際に英語を使う場として活用できます。始める時期や役割は、「おうち英語と英会話」で詳しく解説しています。
おうち英語で英検につながりますか?
英語音声に十分触れ、英語を英語のまま理解する土台が育つと、読解力や英検にもつながりやすくなります。ただし、英語に慣れるだけでなく、文字や読解へ段階的に接続し、受験前には級に応じた問題形式への対策を加えることが大切です。



