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2013年2月号特集

Vol.179 | 知らなきゃ損する!センター試験攻略法

たった3つのルールで開ける難関大学への道

written by 船津 洋(Hiroshi Funatsu)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/tokushu-1302/
船津洋『知らなきゃ損する!センター試験攻略法』(株式会社 児童英語研究所、2013年)


| センター試験攻略法

特集イメージ1 今年も57万人が受験したセンター試験。リピーター組が2割弱いるので、その分を差し引いて約40万人、つまり現役3年生の3人に1人は受験している計算になります。第二次ベビーブーム世代、今日のアラフォー世代は4人に1人程度しか受験していなかったので、大学進学率の高まりと同時に、センター受験者の割合もぐんと伸びています。
 子どもの人口が減少しているので、受験者数も全体的には減少傾向にあるものの、高校3年生に占める受験者数の割合はここ10年ほどはさほど変化していません。2人に1人は大学へ進学するので、センター試験を受けない子もずいぶんいますし、また、記念受験する子もたくさんいるので、大学受験すなわちセンター試験ではありませんが、センター試験が大学入試の試金石であることには変わりありません。
 さて、そんなセンター試験の「英語」。受験生の皆さんは、結構苦戦を強いられているようです。


| センター英語って難しいの?

特集イメージ2 「センター試験の英語ってそんなに難しいの?」…いえいえ、全く難しくはありません。むしろ簡単。英語が分からない人ならば、苦戦するかも知れませんが、英語が分かる人からすれば「なぜコレほど簡単な問題が解けないのか」不思議です
 ここがポイントです。英語を知っている人なら簡単、でも英語を知らない人だとせいぜい6割くらいしか得点できないのです。つまり、苦戦を強いられている学生諸君は「英語を知らない」グループに属するわけです。
 では、英語を知っている人にとってはどれほど簡単か、というとですね、おそらく日本人の成人が、私立中学校入試の国語の問題を解くよりも断然簡単です。
 実際に、アメリカのカンザス州の片田舎の小学4年生の女の子に、センター試験の英語の問題を解いてもらったところ、200点中190点得点できました。人口わずか数千人の町に住む女の子、飛び抜けて優秀な子だったわけではありません。ヘイリーちゃんという、ごくごく普通の小学4年の女の子です。(3年ほど前に受けてもらったので、今では彼女も中学生ですけど、、、)
 いかがですか?小学校4年生といえば、文法知識もありませんし、語彙レベルも大したものではありません。それでも、センター試験ではほぼパーフェクトの得点が出来るのです。言い換えれば、センター試験の英語は、国語のレベルに置き換えれば小学校4年生程度のレベルなのです


| 小4の国語レベル

特集イメージ3 その小学校4年生レベルの問題で、6割の点数を取るために多くの学生が四苦八苦しているわけです。6割はあくまでも平均ですので、半分の学生は6割も取れていないのが現実です。
 高校の3年間にわたり複雑怪奇な英文法を学び、単語を日本語訳とペアで丸暗記していく。それこそ1日2時間も3時間も文法書と首っ引きで、額に汗して勉強している。しかも、それだけではもの足りずに、予備校に通って、名物講師からテストに出るポイントを教えてもらう。それでも、平均点は6割…。
 つまり、従来の文法中心の学習法ではどんな優秀な先生について学んでも6・7割くらいが関の山なのです。これではどうにもなりません。
 繰り返しますが、センターの英語なんて小学生4年生レベル。文法などまるで知らない普通の小学4年生でもほぼ満点を取れてしまうのです。極論すれば、皆さんが宝物のように大切に大切にしている「文法知識」など不要なのです


| センターに失敗する理由

特集イメージ4 では、それほど簡単なら、なぜ学生さんたちはセンター英語に苦戦しているのでしょうか。
 センター英語で失敗する、もしくは高得点出来ない原因はいろいろあります。リスニングが苦手とか、文法で間違えたとか、長文読解が苦手…などなどいろいろ挙げられますが、まず根本的な課題は「時間が足りない」こと。
 英語が分かる人なら、30~50分もあれば楽に全問を解くことが出来ます。それも小学生レベルのクイズ気分で、暇つぶし、もしくは気晴らし感覚で解けるのです。旅のお供のクロスワードパズルの「退屈版」といった感じです。
 しかし、英語が分からない人だと、これが制限時間いっぱいの80分かけても終わらないのです。
 TOEICを受験された方から「筆記問題で時間切れとなってしまった」などと聞きますが、おそらくそんな感じでしょう。しかも、TOEICならまた受験できますが、センター試験は一生に一度の大舞台(大半の学生にとっては)。受験中には、心臓の鼓動が少し早くなってドキドキするように、時計の針まで早く進んでいるように感じてしまうかも知れませんね。
 しかし、実際問題として、設問ひとつひとつを、文法に照らし合わせて日本語に訳しながら理解しているようでは、時間はいくらあっても足りません。日本語に訳すことなくサラッと読んで、全体を大ざっぱに把握する力が必要です
 センター試験の英語では、それほどひねくれた問題は出ないので、問題文を読んで大ざっぱに把握できる能力があれば、設問にもスラスラ答えられるでしょう。まれに少し難しい設問があっても、問題文の該当する箇所にもう一度サッと目を通せば、「あ、これだ」と答えを発見することが出来るのです。
 ちなみに、英検準1級のスタッフにセンター試験の問題を解かせてみたところ、190点ほど得点できました。ひとつひとつ読んで日本語に訳す。そんな解き方をするのではなく、ザッと読んで大ざっぱに理解し、設問を解いていく。そんな解き方が出来るようになればよいのです。


| たった1日で!学習の秘訣とは?

特集イメージ3 ここは、本当は秘密にしておきたいところです。なぜなら、学習の仕方が分かってしまえば、どんな人でもあっという間にセンターで9割以上は得点できるようになるからです。仮にそんなことが広まってしまったら、センター英語のあり方が問われるどころか、学校の授業内容も見直さなくてはならない、なんて事になるかも知れません。と、まぁ、これは半ば冗談ですが、実際のところ、ちょっと実践しただけでグンと成績が上がる方法があるのです
 ブログでも紹介しているように、一昨年から中学生向けの短期集中講座を知人の塾で限定的に実施しています。その塾は普通の学習塾で、講座の対象は中学2年生の冬休みからスタートします。これには理由があります。一般的な中学1年生だと、まだ読みがおぼつかないですし、基本的な文法を知らないので、ひと通り英語を読めて受動態くらいまで理解できる段階からスタートするためです。
 もちろん、パルキッズの卒業生のように「英語が分かっている」子なら問題なく取り組めますが、対象が一般的な中学生なので、2年生の冬からのスタートにしているのです。
 この集中講座でやることは、極めてシンプル。英文を読むだけ。たったこれだけです。しかし、実際に取り組んでみると、驚くべき成果が上がるのです。英検をまるで持っていない子が、いきなり準2級レベルになってしまったり、英語のテストでは10点くらいしか取れなかった子が、いきなりコンスタントに8割方得点できるようになったり、英語に足を引っ張られていた子が、英語が得意になりワンランク上へ志望校を変更したり、と高い成果が出ます。
 実際に、年初に今年度の中2向けに初めての講座を行ったところ、英検3級レベルの問題で、参加者18名中6名が6割、半数が5割以上を得点できるようになったのです。しかも、わずか1日、たった5時間の講座を受けただけで、この成果なのです。


| 3つのルール

特集イメージ3 この学習法の取り組み方もいたってシンプルです。3つのルールを守るだけ。3つのルールとは、「簡単な文章」を読むこと、「大量に」読むこと、「正しい発音」で読むこと。それだけです。
 ひとつ目の「簡単な文章」を読む理由は、難しい文章だと知らない単語や文法が気になってしまって、英文に集中できないからです。
 ふたつ目は「大量に」読むことですが、これに関していうと、学校の英語教育では読ませる文章量があまりにも少なすぎます。ひとつの出版社から出ている教科書、ニュークラウンなり、ニューホライズンなりの1年から3年までの教科書に書かれている英文を、全てあわせても使用単語数としては、わずか7,000語程度なのです。7,000語というと、50ページくらい。オクスフォードのブックワームのシリーズの初級レベル1冊程です。
 言語とはとても複雑な体系です。それをわずか50ページの本1冊で基礎部分を教えようというのが、はじめから無理な話なのです。ちなみに、集中講座では少なくとも1日で1万5,000語読ませます。つまりは教科書3年分を2ラウンドです。これだけ読むと、勘が掴めてくるのです。
 そして、3番目は「正しい発音」で読むこと。日本人は英語の発音にあまりにも無頓着すぎます。アルファベットの正しい発音すら、教えることをしません。英語のリスニングが苦手だと嘆くのは勝手ですが、それであれば、英文を構成する単語の正しい発音、ひいては単語を構成するアルファベットの発音くらいは、雑に扱わず真摯な気持ちで学んで欲しいものです。
 英語を構成するアルファベットの発音すら知らない、ということは、つまり、英語がどんな音で構成されているか知らないということです。どんな音が存在するのかも知らずに、闇雲にリスニングをしようとする。これはあまりにも非科学的な学習法ではないでしょうか
 そこで、この学習法では、出来る限り正しい発音で英文を読むことを大切にしています。英語を聞き取れない最大の理由はリエゾンです。英語は子音で終わる単語が圧倒的に多く、前置詞や副詞は母音で始まるものが多い。つまりそれらがくっついてしまって、全く違う音になるので聞き取れないのです。
 正しく発音することによって、リエゾンを体験します。自分で発音できるのですから、その発音を聞き取ることも容易になるのです。結果として、リスニング力の向上に繋がります。
 簡単な文章を、大量に、正しい発音で読む。たったこれだけで良いのです。ちなみに、まだ文法に関して引っかかっている方もいらっしゃるかも知れません。たしかに、文法は大切ですが、中2の2学期の生徒でも英検3級の問題を6割解けるのです。彼らは完了形も知りません。完了形を知らなくても、長文を読みこなし全体の意味を大ざっぱに把握できるようになります。まず大切なのは読書なのです。


| 英語は英語のまま理解できる

特集イメージ3 この学習法、ただただ英文を読むだけのとてもシンプルな学習法ですが、わずか1日だけでも高い成果を上げられ、1ヶ月間も続ければ、英語は苦手科目から大得意の科目に変わります。
 なぜ、そんな短期間で英語力を向上させることが出来るのか。その最大の秘密は、英語の処理方法を、ガラッと一変させてしまう点にあります
 仕組みは簡単。レッスンは最初は注意すべき発音を教える必要があるので、リピート方式で進行します。しかし、キーとなる発音をひと通り教えたら、素読へと切り替えます。「論語」の素読のようにみんなで唱和するのです。最初からナチュラルスピードで読み進めることは不可能ですので、はじめはゆっくりと。読むのに慣れてきたら、少しずつ読むスピードを上げます。生徒たちは、夢中でテキストを読み上げるわけです。
 この「夢中で読む」のがポイント。生徒たちは置いて行かれまいとして、読むことに集中します。試しに通常のスピードで英文を読んでみてください。日本人の性として、英単語を見ると日本語訳が思い浮かびます。特に、名詞や動詞は日本語に訳さずにはいられないのです。
 しかし、素読だとみんなのペースについて行かなくてはいけないので、日本語に訳している暇などもちろんありません。つまり、「日本語に訳してしまう」悪癖を、素読で一掃することが出来るのです
 もちろん、素読を開始して間もなくは、全く読んでいる文章の意味が分かりません。しかし、それでよいのです。ここで大切なのがルール1の「簡単な文章」なのです。簡単な文章ならば、意味が分からずにストレスがたまる心配がありません。
 そして、その後、素読に慣れてくる、つまり「速いスピードで日本語に訳さず英文を読む」ことが出来るようになると、読むこと自体に余裕が生まれてきます。「無我夢中」から「片手間」で読めるようになってくると、その余裕の部分に「イメージ」が入り込んでくるようになるのです。つまり、読んでいる英文がイメージとなって結像するようになるのです
 これが、英語を日本語に訳さずに理解できる仕組みです。
 中学生の場合には、頭が柔らかいので1日2,000語ほど、時間にして30分程度、音読を続ければ1ヶ月もせずに、英語の基礎回路が出来上がります。目標は1ヶ月で6万語ですね。これで英検準2級レベルまでは到達できます。
 その後、素読を続けトータルで25万語ほど読めば、準1級レベルまではクリアできます。もちろん、何でも読めばよいのではなく、レベルにあったものを読む必要があります。難し過ぎず、易し過ぎず、段階的にレベルアップさせていくことが大切です。


| 英語を訳さない、コレが時短

特集イメージ3 英語を訳さずに読む。そして、大量に単語を消費していく。
 さて、ここで話を冒頭のセンター試験に戻しましょう。
センター試験は、英検でいえば準1級レベル。準1級で満点を取れる人なら、センター英語は余裕で満点が取れます。素読で準1級に到達する頃には、もはや英語を日本語に訳すことはないでしょう。つまり、英語の処理速度が速くなるので、センター試験の英語程度なら1時間もかけずに終了できるのです。試験時間との差は20分。この20分の余裕が大切なのですね。このレベルまで行けば、難関大の一般入試の英語でも9割方得点できるでしょう。3教科で受験する場合、英語で9割得点できれば、残りの2教科は半分以下の出来でよいのです。


| これが、英語が出来ることのメリットです

特集イメージ3 中学受験には英語はありませんが、結局、高校受験も大学受験も英語で泣かされるのです。であれば、その英語を早い段階でやっつけてしまう。出来れば、中学受験が本格化する小4までに準2級、中学受験をしないのであれば、小6までに準2級から2級。ここまで取っておけば、「中学で準1級」はクリアできます。つまり、中学生の段階で早くもセンター英語の対策は出来ていることになるのです。このレベルの実力があれば、東大・京大などの難関大も夢ではありません。
 また、運悪く幼児期からスタートできなかった場合でも、中2レベルの文法をクリアした段階で素読をスタートする。そして、中学を卒業するまでに少なくとも2級を取得する。このあたりを目標に進めれば、超難関私立大学も夢ではないのです。
 今回の集中講座では、昨年の夏に発売した「7-day English」を使用しています。edumar.jpにて販売しておりますので、ご活用ください(P.5をご参照ください)。また、英語教育の最新情報は、ブログで発信していますので、是非そちらもお読みいただき参考にしてください。


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プロフィール

船津 洋(Funatsu Hiroshi)

株式会社児童英語研究所 代表。幼児英語教材「パルキッズ」をはじめ多数の教材制作・開発を行う。これまでの教務指導件数は6万件を越える。卒業生は難関校に多数合格、中学生で英検1級に合格するなど高い成果を上げている。大人向け英語学習本としてベストセラーとなった『たった80単語!読むだけで英語脳になる本』(三笠書房)など著書多数。

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