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2020年6月号パルキッズ塾

Vol.86 | パルキッズとその他学習との併用について

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2006/
小豆澤宏次『パルキッズとその他学習との併用について』(株式会社 児童英語研究所、2020年)


特集イメージ1 緊急事態宣言の解除でホッと一安心と思いきや、アフターコロナと言われる新しい生活の形に混乱されている方も多いのではないでしょうか。日本では一時的に収束を見せている新型コロナウイルスの感染拡大に対して、引き続きソーシャルディスタンスを保つ生活を送る必要があるようです。つまりアフターコロナの世界はプレコロナの世界に戻るのではなく、およそ異なる世界になるのではないでしょうか。
 もう少し私たちの生活に関する話題で言うと、やはり子どもたちの学習方法が変わってきます。オンライン形式の学習が加速するのはもちろんのこと、さらにはグループ学習からプライベート学習への変遷が急激に進んで行くことも予想されます。
 今後、わが子の学習スタイルを考える上で、このあたりの要素を鑑みることは必要不可欠です。
 さて、今回のテーマはパルキッズと他学習との併用について、です。以前からお問い合わせはあったこの質問、新型コロナウイルスの騒動でさらに増加しているように思います。他学習と言っても様々です。他社の家庭用学習教材、英会話教室、オンライン英会話といった英語学習に関する取り組み、国語や算数などの他教科の学習、さらにはピアノや水泳などのたしなみ的な習い事、これらの学習をパルキッズと併用する上での注意点を考えてみましょう。


目的をハッキリさせて重複を省く

特集イメージ2 ここ日本には英語教材、英語学習のマテリアルは数え切れないぐらいあります。さらには英語を身につけるためのメソッドも様々で、学習者は教材間をフラフラと行き来してしまうことはよくあります。それを防ぐためには何をすればよいのでしょう。
 まずは学習の指針となるメソッドを決めます。その次にメソッドを行うための取り組みをパズルのように組み合わせます。  パルキッズを例に具体的に考えてみましょう。
 パルキッズのメソッドは「インプット+読解力育成」です。そこにプラスして「英検対策」が入りますので、インプット、読解力育成、英検対策の3つの柱で考えるとよいでしょう。この中でも特にインプットが幹となります。そして読解力育成と英検対策が枝葉の部分と考えてください。つまり取り組みのプライオリティとしてはインプット>読解力育成>英検対策となります。
 さて、このようなパルキッズにプラスしてすでにお手持ちの他社教材などを併用する場合は、上記と重複しないものを選んで行うのが必要です。例えばパルキッズに取り組んでいるのに、さらにインプットの教材をプラスするのは時間の無駄になります。その時間は別の取り組みに充てた方が良いという判断になるわけです。
 読解力育成の場合でいうと、絵本、ドリルなどが挙げられるでしょう。パルキッズの場合ですと『アイキャンリード』や『アイラブリーディング』の取り組みがそれにあたります。またドリルで言うと『フォニックスドリル』『ライミングドリル』がそれにあたります。
 もし時間があってさらに取り組みを追加したい場合は、上記と目的が被らないドリル、または絵本を与えるのがよいでしょう。絵本は『アイキャンリード』『アイラブリーディング』で計96冊分ありますから、内容量としては十分です。しかし、絵本に関しては与えすぎるということがありません。時間に余裕があって絵本好きのお子様であれば他にも与えてあげても構いません。
 このように、パルキッズを根幹教材と考えた時に、さらに強化したいところはどこなのか、そして追加できる取り組みは何なのかを考えた上で行うことで、時間を無駄にするこがなくなります。お子様の時間はとても貴重なので、大切に使いましょう。


英会話教室やオンライン英会話は?

特集イメージ3 インターネットの口コミでもよく目にしますが、パルキッズにプラスして補いたいのが「会話」だそうです。そういったこともあってよくご相談いただくのが、パルキッズにプラスして英会話学校やオンライン英会話をした方がよいのではないかということです。答えはずばり「No」なのですが、そう言ってしまうと身もふたもないので、もう少し詳しくみてみましょう。
 英会話で失敗するパターンが、英会話をインプットだと思っている方が多いということです。どういうことなのかというと、私が親御さんによくする質問に答えがありま。「お金と時間に余裕があった場合、子どもに英語を身につけさせようと思ったらどうしますか?」この質問の答えを考えてみてください。ほぼ100%の方が、「英語圏に移住する」とおっしゃいます。つまりバイリンガル育成には「環境からのインプット」が必要であることを皆さんご存知なのですね。しかし、これができる方はごくごく限られた方だけです。そのため、英会話教室に通うわけなのですが、そもそもの間違いが「環境からのインプット」=「英会話」だという認識なのです。英会話はインプットではありません。あくまでも身につけた英語を実践する場です。また幼児、児童であれば、クラスルームイングリッシュを身につける場と言えます。つまりインプットではなく、クラスルームイングリッシュを身につけるためのプラスアルファの学習なのです。
 前述の通りパルキッズはインプットが幹の教材です。インプットはパルキッズで行うことができるので、枝葉の部分として英会話でクラスルームイングリッシュを身につけるのはまったく問題ありません。お金と時間に余裕があれば大いにおこなっていただいて結構です。
 しかしここまでの内容を見ると、クラスルームイングリッシュを身につけるために年間10万円以上も出費するというのは賢明ではないと考える方が大多数なのではないでしょうか。ここで私なりの英会話学校の効果的な使い方をお伝えしておきます。
 それは英検準1級に合格してから始めることです。英検準1級を取得しているということは、国際的な問題や社会情勢に関わる内容について、英語で自分の意見を述べることができるレベルです。さらには知識も高いレベルで身につけていることが想像できます。
 そのレベルになってから、外国人と話し意見を交わす機会を持つことで、単に英語を学習するために外国人と話す以上のものを得ることができるのです。ぜひ、英会話学校に通わせたい方は、英検準1級取得後と考えてみるのも、効果的なお金と時間の使い方だと知っておいていただくとよいでしょう。


英語以外の学習や習い事との併用は?

特集イメージ4 世の中には英語以外にも様々な学習や習い事があります。国語、数学はもちろんプログラミング、空手、サッカー、野球、水泳、ピアノ、バイオリン、挙げればきりがありません。親としてはできるだけ多くの習い事をさせたいというのが想いとしてあるでしょう。しかし、時間は有限です。年齢が上がるに従って次第に習い事にかけられる時間は少なくなっていきます。つまり親御さんの中で習い事のプライオリティがはっきりとしており、取捨選択ができる状態になっておく必要があるのです。
 その判断基準としてまず考えたいのが、「教育」なのか「たしなみ」なのか、です。言わずもがなですが、英語や国語、算数などは教育です。近い将来、必ずクリアしなければいけない課題です。一方、たしなみはそれ以外の習い事です。もちろんプライオリティは教育>たしなみです。
 どうしても何かの習い事をやめなければいけない、そういう状況になった時は、まずその習い事が「教育」なのか、それとも「たしなみ」なのかを考えてください。
 次に「たしなみ」の中での順位付けです。「たしなみ」はもしかするとお子様が将来自分の夢をかなえるために必要なものがあるかもしれません。「好きこそ物の上手なれ」とあるように「たしなみ」に関しては、お子様が好きだと思う順番でプライオリティをつけていって構いません。例えば空手、ピアノ、プログラミングを習っていたとします。この中から2つをやめなければいけない場合、お子様にどれが一番好きかを聞いてください。そして一番好きなものを残して、あとはやめるという選択をしてください。これはお子様の意見を100%採用してあげて構いません。ぜひ時間をかけて話し合ってください。

 今回はパルキッズとその他の学習や習い事を併用する場合の注意点を書かせていただきました。おそらく今後は各家庭からオンラインで先生とつながる学習スタイルが多くなってくるので、これまで通りの習い事のスケジュール調整とは大きく異なってくるでしょう。そんな中、習い事の取捨選択をしていただく際に参考にしていただければ幸いです。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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