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2016年04月号パルキッズ塾

Vol.36 | パルキッズよくあるご質問

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
http://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1604/
小豆澤宏次『パルキッズよくあるご質問』(株式会社 児童英語研究所、2016年)


特集イメージ1 2016年度がスタートします。パルキッズ生の中にも4月から入園・入学を迎える子どもたちがたくさんいます。そういった子どもたちにとって環境の変化は大きな負担となります。大人でも環境が一変するとストレスを感じるわけですから、幼児・児童期の子どもたちにとってはなおさらです。
 長年子どもたちの様子を見ていて感じることは、子どもたちが入学・入園といった環境の変化に慣れるまでには、しばらく時間がかかるということです。少なくともゴールデンウィークが明けるまでは慣れない、と考えてください。しかもようやく慣れてきた頃に夏休みを迎えると、築き上げた生活や取り組みのリズムがリセットされてしまうこともよくあります。そして気づけば秋になっている。そうならないために必要なのは、取り組みをいかに生活の一部にするかです。
 生活環境が変化しても、歯磨きやうがい手洗いなどと同様に、習慣化されていれば負担にはなりません。そのレベルまで日々の取り組みを「当たり前」にしていきましょう。
 今回は、掲示板やお電話でいただくよくあるご質問をご紹介させていただくことで、みなさまのご家庭での取り組みがよりスムーズに進むためのご参考にしていただければと考えております。


| かけ流しを意識して聞いている?

特集イメージ2Q パルキッズプリスクーラーに取り組んでいます。先日息子が「としおがクッキーを食べたいって言っている。ご飯の時間なのに」と私に言ってきました。ガイドブックには、かけ流しは意識して聞かせないようBGMのようにボリュームは低めで、と書いてあったのに、息子が意識して聞いているのではと気になっています。音量をもう少し小さくするなどした方がよいのでしょうか。
(4歳・プリスクーラー)

A パルキッズをスタートされてまだ間もないお子さまですね。であれば問題ありませんのでご心配なく。パルキッズを始めたばかりのお子さまにとってかけ流しの音は、まだまだ日常的ではありません。その場合、かけ流しの音を意識してしまうのはごく自然なことです。2、3カ月かけ流しを続けているうちに、パルキッズがお子さまにとって「日常」になります。かけ流しの音を意識せず、ただ耳に入っている状態になるでしょう。
 また音量の目安ですが、かけ流しの音が生活音にまぎれた状態で、お母さまが意識すれば聞き取れる程度が理想的です。お子さまの声で少々騒がしくて聞き取りづらい状態でも、お子さまの耳には届いていますから、ボリュームを上げず、かけ流しを継続していきましょう。


| オンラインレッスンの取り組み方

特集イメージ3Q パルキッズプリスクーラーのかけ流しが今月で終了し、来月からパルキッズキンダーに入ります。またアイキャンリードにも取り組んでいます。取り組みは順調なのですが、今後のオンラインレッスンの進め方で悩んでいます。キンダー開始と同時にオンラインレッスンもスタートした方がよいのでしょうが、あと数ステップ分プリスクーラーのオンラインレッスンも残っています。プリスクーラー、キンダー、アイキャンリード、3つのオンラインレッスンを並行して取り組むのか、まずはプリスクーラーとアイキャンリードに取り組み、プリスクーラーのオンラインレッスンが終了次第、キンダーのオンラインレッスンに取り組むのか、どちらが良いのでしょうか。ちなみにわが子の様子からオンラインレッスンを3つ並行して取り組むのは難しそうです。
(5歳・プリスクーラー)

A まずはプリスクーラーのかけ流し終了お疲れ様でした。2年間のかけ流しでお子さまはすでに英語のリズムを身につけています。今後も継続的にキンダーで英語環境を与え、オンラインレッスンで語彙・表現を増やすことで、より詳細まで理解できるようになるでしょう。
 さて、オンラインレッスンの取り組みについてですね。もし可能であればプリスクーラー、キンダー、アイキャンリードの3つのオンラインレッスンを並行して取り組んでいただくのがよいでしょうが、お子さまの負担が大きいようであれば、まずはプリスクーラーのオンラインレッスンを終わらせてからキンダーに移るのがよいでしょう。
 ただし、ここで気をつけなくてはいけないのが、オンラインレッスンは始まっていなくても、キンダーのかけ流しは行っていただくということです。オンラインレッスンはかけ流しでインプットした内容を定着させる取り組みです。かけ流しとオンラインレッスンは必ずしも連動させて取り組む必要はありません。かけ流しが先行していれば良いのです。オンラインレッスンはかけ流しでインプットしていることが前提で効果が出る取り組みです。オンラインレッスンはプリスクーラーに取り組んでいても、かけ流しは先行してキンダーに移りましょう。


| 取り組みをいいかげんにやるので困っています

特集イメージ4Q 現在パルキッズキンダーとアイラブリーディングに取り組んでいるのですが、息子がオンラインレッスンをいいかげんにやっているのが気になっています。しっかりと理解しながら取り組んでほしいと思っているのですが、どうしたらよいのでしょうか。
(7歳・キンダー)

A お母さまが気になるのはよくわかります。特に、どちらかのカードを選ぶクイズなど、あまり考えている様子なく取り組んでいるのを見るとついついがっかりしてしまいますよね。しかし幼児・児童期の子どもたちに、大人と同じ様にしっかりと考えながら学習させるということは難しいでしょう。
 この時期のお子さまの思考はまだまだ直感的です。感覚的にこっちが正しいと判断しながら取り組みを行っています。そのためさっき間違った問題をまた間違うなどといったことも起こります。幼児・児童期の子どもたちは、この直感的な学習を重ねることで少しずつ学習していくのです。それを、ひとつひとつ理解しながら学習していくという論理的思考が必要な学習法を求めても、ハイハイしかできない子に立って歩きなさい、と言っているのと同じです。できないことを求めても、お母さまもお子さまもストレスが溜まるばかりです。今は直感的に取り組みを進めるわが子に対して、「こうやって少しずつ学習しているのだろう」と温かい目で見守ってあげましょう。
 ただ、画面をまったく見ずに、ただただカードを連打していたり、テレビを観ながら取り組んでいるなど、あまりにも取り組みの姿勢が目に余るようであれば、我々、パルキッズ教務指導員を使っていただくとよいですね。
 例えば先月よりも今月の正答率が高かった場合「○○くん、いつも○○くんのレッスンの様子を見ているパルキッズの先生が、今月はとてもがんばっていたねってほめていたよ」と言ってあげましょう。すると子どもたちは「見られている」と感じます。これがとても大切なのです。子どもたちは自分のために取り組みをする、という能動的な思考にはなかなかなりません。ほとんどが「やりなさいと言われているから、やるとママが喜ぶから」取り組むのです。つまり誰かに見られていると意識するから取り組むのです。お母さま以外の人に見られているというのは、お子さまにとって相当な驚きになるでしょう。「見られている」と感じさせることで、取り組みの姿勢を変えるという方法は私もよく使いました。ぜひお試しください。
 ただしひとつ気をつけることがあります。この方法を使う時は必ず「プラスの部分」をピックアップしてお子さまに伝えるようにしましょう。例えば正答率が下がっている時に「パルキッズの先生があなたの成績が下がっているって言ってたよ」というのは御法度です。これでは自信をなくすだけです。先にご紹介したように、必ずプラスの部分を見つけてそれを伝えるようにしましょう。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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